村山順子

2020年11月11日2 分

お母さん、何を想っていますか?

おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。

新型コロナウイルスが猛威を奮っています。第三波が蔓延しつつ有るとの事。

寒くなり乾燥してくると特に気をつけなければならないとのこと。

マスク、うがい、手洗い、消毒に、換気、湿度にも気をつけ、

初心に戻って「自分を守る事は相手(人)を守ること!」を意識したいと思う今朝です。

話は変わりますが、

昨晩、寝ながら母の事を思い出していました。

宮崎のケアハウスで、寝たきりになっている母。

コロナで会いにも行けないでいます。

母に会いに行くと、母はいつも同じことを話していました。

毎日、夜寝る前には、子供たち5人の名前を声に出して言いながら、

孫たちのことも祈るのが毎日の日課だと言います。

そして、よどみなく私たちの名前を上から順番に歌うように諳んじます。

私たちが幸せに暮らせるその影に、母の祈りや願いがある事に気づかされます。

親には命を頂き、愛情を頂きながら育てて貰いました。

親孝行らしいことをまだ出来ないうちに、父は他界。母は身体が不自由になりました。

記憶力抜群の父や母が、口を揃えて話していたこと。

それは26年余り前の楽しかったヨーロッパ旅行の事です。

当時、両親は鹿児島県の沖永良部島で小さなホテルをしていました。

繁盛しており夏休みは特にお客様の多い時です。

当時、鹿児島大学病院で医者をしていた弟が家族でイギリスに留学していました。

両親の金婚式には少し早かったのですが、「この機会に両親にイギリスに行ってもらおう!」と、

兄弟で話し合い、チケットをとって無理を言ってホテルを1ヶ月半休んでもらい、

イギリスに行ってもらいました。

弟一家がヨーロッパの観光地をあちこち連れて行ってくれたこと、

古城やライン川下りなどなど、話すときは、いつも上機嫌で話してくれていました。

写真が大好きで几帳面な父は、沢山の写真をアルバムに解説付きで何冊も作り、

特別な桐箱に入れ鍵を掛けて大事にしていました。

いつまでも、さっき旅行に行ってきたように話してくれます。

妹や弟たちも、なにか提案するとすぐに全員一致で決まりました。

両親に、1番喜んで貰えたのは、たった一度のその旅行だったでしょうか。

寝たきりの母に、なにをしたら喜んでもらえるのかなぁ~

目も見えなくなり、また面会にも行けない今。

せめて母の心の平安を祈ります。

早く、会いに行きたいなぁ!

朝から、そんな事を思い出しています。

今日もお健やかで、笑顔の1日であります様に!

村山順子

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