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執筆者の写真村山順子

「無花果」に義母を想う!

おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。

昨日は24節気の「処暑」

暑かった季節もようやく峠を越えておさまるとき・・と言われています。

日中は残暑厳しいですが、朝夕の風には、心なしか秋の気配が・・・


話は変わりますが、

昨日、果物屋さんの店先に、大きなイチジクが並んでいました。

瞬時に、亡き義母を思い出しました。

義母はイチジクが大好きでした。


みなさんはイチジク、お好きですか?

実は結婚するまで私は、イチジクを食べた事がありませんでした。

見た目も地味で、美味しそうには見えなくて、

義母に勧められても、なかなか口にする事はできませんでした。


義母亡き後、イチジクを見ると義母が大好きだったことを思い出し、お供えしていました。

誰もお下がりをいただく人がいないので、私がいただきました。


初めてイチジクをいただいたとき、一口食べて、びっくりしました。

見た目は地味でぱっとしませんが、何という上品な甘さ、美味しさでしょう!


お義母さんが元気なときに、2人して「イチジクって美味しいね!」と

語り合えたら良かった~と、イチジクを見るたびに義母を思います。

大きなイチジクをお供えしました。

写真の義母が笑って見えました。


義母は限りなく優しく、私を包み込んでくれていました。

忘れられない事が幾つもあります。

最初に感激した義母の言葉。

「順子ちゃん、これからは勝保の事、すべてよろしくお願いしますね。

これでやっと安心できるわ。」と。


夫は一人っ子でした。夫の上に男の子が生まれたそうですが

1歳にもならずに亡くなったとの事。

義母の友人から聞いた事ですが、

「勝ちゃん(夫の名前)を、それはそれは大事に育てていたよ。冬は風邪をひかさないように

真綿にくるんでね」と。


そんな思いで育てた1人息子を私に託し、亡くなるまでの20数年間、

足りない事の多い私に、ハラハラした事も多かったと思います。


ですが、ただの一度も「どうなっているの?」「どうしたの?」など言いませんでした。

“任せたら、何も言わない!”・・見事な義母でした。


そんな義母のことが、思い出される昨日でした。


村山の両親には娘のように可愛がってもらいました。

義母は洋服を買う時、なかなか自分で決められなくて、

よく私に、「デパートで服を選んで欲しい」と誘ってくれました。

終わると2人で、食事やお茶をしていました。

とても可愛い義母でした。


当時は介護保険もなく、寝たきりになった義母と7年余り暮らしましたが、

最後まで、自宅で介護する事が出来ませんでした。


あれ程可愛がって貰ったのに・・と、義母の事を思い出すたびに、

申し訳なさで一杯になります。


そして義母の仏前で、こう話しています。

「・・いつかおそばに行ったときに、精一杯お世話させて頂きますからね。

お義母さんゆっくり待ってて下さいね。」と。


酷暑の8月も 最終週です。

みなさん 今週も心はずむ、嬉しい日々でありますように!



村山順子

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