• 村山順子

「職恩」・・誰のお陰で、今の仕事ができるの?

最終更新: 11月6日

おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。


昨夜から前泊で宍粟市「伊沢の里」に来ています。

もうすぐ、「RIN RINなでしこモーニングセミナー」が始まります。

100余名の参加者が集われる予定です。

女性3人の講話者が、15分ずつ担当させて頂きます。


私はモーニングセミナーで

「職恩」の内容で話をさせて頂きます。


2011年12月27日、ホワイトボードに『職恩』と書かれ、

『誰のお陰で、今の仕事ができるのか?その方にどうお礼しているのか?

それは一回だけですか?毎月していますか?」との講師の話に、


“どうしよう!どうしよう!”と、ドキドキしながら聴いていました。

と言いますのは、前に勤務していた会社は円満退社、できていませんでした。


“いいお母さんになりましょう!いい奥さんになりましょう!”という

子育ての勉強をしてグループのリーダー(社長)が、

「家の中で1番偉そうなのは私たち主婦じゃないかな?

主人は会社で磨かれ、子どもたちは学校で磨かれているでしょう。

額に汗する仕事を通して、私たちの人格を磨いていかない?」との提案に

賛同した専業主婦7人で”お掃除の会社”を立ち上げました。


当初は、少しずつ仕事量も増えて来ていました。

ところが阪神淡路大震災で、取引先がほとんど無くなり、会社は風前の灯。

私たちは専業主婦で主人の収入が有りましたが、社長は、事情があり

その仕事で生計を立てていました。

“このままではこの会社は倒産してしまう!”と思いました。


私の仕事の経験は、小学校の教師を5年間しただけでしたが、

「どうしたら社長に喜んで貰えるだろう?仕事が頂けるだろう?」

を、真剣に考えると、知恵も勇気も湧いてきました。


したこともない飛び込み営業に、

大手管理会社に出かけました。


いろいろ言われましたが、

「会社の事を思う気持ちが気にいった!」と言って下さり

六甲アイランドの数百世帯の大きなマンション街を受注。

それに関連した仕事が次々に。

会社は急成長。

「仕事を通して人格を磨いていこう」との志はどこかへ・・


そんな時、朝出張に出かけた夫が、夜に急逝。

尊敬する夫でした。

夫亡き後は正社員、ナンバー2として待遇面でも、とても良くして頂きました。

会社が大きくなり、仕事の仕方が変わってきました。

進言するのですが、なかなか聞き入れて貰えませんでした。

仕事は面白くやり甲斐もありました。

ですが、私にとって亡き夫や子どもたちに恥じない、

誠実な生き方をしたいと思い、1999年7月20日退職を決意。


「とても良くして頂きましたが、社長の仕事の仕方に

ついて行けなくなりました。辞めさせてください」と。

円満退社はできませんでした。


52歳直前、1人自宅の一室で起業。

2~3カ月した頃に、気付くことがありました、

誰でも起業できると思っていたけれど、そうではない!

全てを私に任せてくれた社長だったからこそ、起業出来たのだと!


お礼とお詫びを申し上げたいと、思いましたが、

前の会社に行く勇気は有りませんでした。


そんな時に、ホームセンターで社長に出会います。

「今日こそ、お礼やお詫びを申し上げよう!」

と、思っていても、遠くから私を見つけると

「村山さん!」と!


社長は、私のことは「順さん」と呼んでいましたので、

「村山さん」は、なぜか拒絶の言葉に聞こえました。

三度ほど、挑戦しましたが、全て「村山さん」でした。

私の心は傷つき、この事だけは封印していました。


講師の「職恩」の言葉は私の心を揺さぶり、突き動かしました。

12月27日、お掃除の会社ですので忙しいのはわかっていましたが、

社長にすぐに電話。

すると、「忙しいからまた電話する」との事。


そんな事、言っていられません!

私は、社長に話しかけるように、手紙を書きました。

「今日、経営者のモーニングセミナーで、“職恩”の話を聞きました。

誰でも起業できると思っていましたが、そうではなく、全てを私に

任せてくれた、社長の懐の深さ広さに気づきながらも、

心からのお礼とお詫びがお伝えできていませんでした。

是非、お目にかかりたいです」と書いて

ポストに投函。


1月4日。

電話がありました。

「順さん、今から行ってもいい?」という社長の第一声!


12年ぶりに聞く社長の“順さん”でした。

私が「伺います!」と申し上げると、

「もう事務所の前に来ているよ!」との事。

2人で4時間、つもり積もった話しをしました。


今は、一緒に食事に出かけたり、相談する間柄になっています。

「職恩」の話を聞いて、即行動した事で、社長との

関係が繋ぎ直されたという嬉しい体験をしました。


林輝一先生は3年前、亡くなられました。

林先生にお約束したことがあります。

先生がご病気の時にお手紙をお出ししました。

退院されたとの事でまたお手紙を書きました。

「林先生の教えてくださった「職恩」の話は、

日本全国でお話しさせていただいています。

先生、お元気になってまた私たちにお話しください!」と書いて。


林先生から、初めてお電話がありました。

消え入りそうなお声で、

「村山さん、ありがとうな~ ありがとな~

またみんなに話がしたいなぁ~」と。


その1カ月後に亡くなられました。

先生とのお約束はいつも心の中にあり、

お伝えさせて頂いています。


面と向かって言いにくいことも手紙だと

書くことができます。

優しく届きます。


みなさんにとって「職恩」の方はどなたでしょうか?

秋の夜長、時には思い出し、お礼の手紙を書くのもいいかも知れませんね。


今日も笑顔の1日でありますように!



村山順子

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