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執筆者の写真村山順子

『転居のお知らせ』

おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えの事と存じます!

爽やかな秋の日が続いています。


昨日、届いた大きな封筒!

差出人は、7月名古屋の講演に呼んでくださったI先生からでした。

講演後も良く手紙が行き来し、心に響く素敵な書籍や、資料を頂いていました。


中でも忘れられない「転居のお知らせ」のコピーがありました。

今回のお手紙の中に、その転居のお知らせを読まれた方々の感想も

コピーして送って下さっていました。

その事を少し書かせてくださいね。


K氏は7月17日に膵臓癌と病名が分かったそうです。

『転居のお知らせ

この夏は体験したことのない暑さでした。私も突然体験したことのない病に倒れ、

皆様には大変ご心配をおかけし申し訳ございません。

体力的、精神的に厳しい日々を乗り越え、今はl国際病院スタッフの手厚い看護を受け心安らかです。

ゆくゆくは、一足お先に浄土へおもむき、「〇〇院〇〇」として

お釈迦様の弟子となり、阿弥陀如来の元、修行に励む事になります。

今までのご厚情、ご恩に報いる事なく旅立つのは心残りですが、

とても、とても感謝しています。

浄土に転居するまでホスピス病棟501号室で過ごします。

この世の限られた時を明るく愉快に過ごしたいと思います。

出前も取り放題。歓待いたします。

暇を持て余してもいなくても是非、お遊びにいらしてください。

お待ちしています。


平成30年8月23日 K

先生には特別可愛がって頂き、色々教えて頂きありがとうございました。』



昨日のI先生のお手紙には

「9月15日にあちらに転居されました。こちらでも極楽世界を味わっておられ

あちらの極楽世界に移られた・・やがてみんなそこに行くので席を確保しておいてくださいと弔辞で申し上げました」と書かれていました。


K氏は、短いあいだに全てを準備され転居されたとの事、

涙が溢れてなりませんでした。


ユーモアたっぷりの、優しいK氏の

「転居のお知らせ」・・・見事に生きてこられた方なのだろうな~と

胸がいっぱいになりました。


生まれたきた全員が、早かれ遅かれ「転居」します。

「見事な死にようをした人は見事に生きた人」とも教えて頂きます。

そんな見事な人生にしまい方・・・凄いな~と思うと同時に

そこに至るまで、どれほどの思いをされそれを全て内含されての

転居のお知らせ!


朝から・・・ですが、辛い事悲しいことも全てを包み込んで

ユーモアを交えて明るく書いてくださった「転居のお知らせ」

しっかり心に留めます。


全員、ゴールがあるから、与えられた今日1日を

明るく、楽しく、仲良く、誰かのお役に立たせて頂きながら生きていきたい!

そんな気持ちの朝を迎えています。


みなさん、生かされて生きている私たち!

今日も素敵な1日にしてまいりましょう!



村山順子

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