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執筆者の写真村山順子

そばにいるだけで

おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えの事と存じます。

毎日何通もの手紙や、はがきを頂きます。

どなたからかなぁ!とすぐに読ませて頂きます。


昨日は、尊敬申し上げる出版社の元社長さんから、はがきを頂きました。

そのハガキは紅葉を挟み込んだ素敵なはがき。元社長のお手製のはがきです。

伸びやかな優しい文字でこんな一文が書いてありました。

「・・主人の介護をしながら人間の一生とはと考えます・・」


同じ日に届いた郵便物に、毎月定期購読している新聞にその元社長の

「昨日今日」というコラムが載っていました。

“罪滅ぼしにできるだけ自宅で“という題で、このような事が書いてありました。


『昨年12月19日の産経新聞に「恋文」復活 婚活の最先端に』と・・・

・・携帯電話が普及する前は公衆電話、家電話、手紙が通信手段だった・・

この新聞を読んですっかり忘れていた我が家の天袋の中の古いバッグを思い出した。

その中には20数年前、私が主人に宛てた「恋文?」が119通保存されていた。

私の手元にあるということは、主人が全部取っておいてくれたのだ。・・・


その中に「60才で仕事を辞め、その後はゆっくり各駅停車で日本中を旅しましょう」とあった。

その約束もすっかり忘れ、75才まで仕事をしてしまい、そのつけが回って、

家庭に入った翌日から主人の介護が始まった。

しかしその毎日も全てが初めての連続で、この頃は車椅子もうまく押せるようになったし、

入浴サービスの準備もスムースにできるようになった。・・・


今、ご主人様は92才、奥様は76才。ご夫妻で日本中を各駅停車で旅することは無理かもしれないけれど

ご主人様は、奥様がそばにいるだけで嬉しいのでは!と思いました。

奥様がそばにいてくれることを、

ずっと待っていて下さったのではないでしょうか。


フランク永井さんの

「おまえに」の歌詞を思い出しました。(作詞岩谷時子、作曲 吉田正)


1、そばにいてくれる だけでいい

黙っていてもいいんだよ

僕のほころびぬえるのは

おなじ心の 傷を持つ

おまえのほかに だれもない

そばにいてくれる だけでいい


・・・・


3、そばにいてくれる だけでいい

約束をした あの日から

遠くここまできた二人

同じ調べを 唄うのは

おまえのほかに だれもない

そばにいてくれる だけでいい


そんな歌詞が思い出される、ご夫妻の穏やかで優しい姿です。


年配の方々は、この歌詞に共感できる方が多いのでは!と思います。

今、ご夫婦健在でいらっしゃったら、この歌詞を思い出しお互いを今よりも

もっと大事に・・末永くお幸せに!と、祈りたい気持ちになります!

人生を共に歩む パートナーがいらっしゃるって 、本当に素敵なことです!


今日も笑顔あふれる素敵な1日でありますように。


村山順子

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