おはようございます!
今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えの事と存じます。
新型コロナウイルスの世界的蔓延。
学校も長い休校になり、働く親たちの働き方も
テレワークが推奨され、家にいる時間が長くなっています。
今までは、夕食を家族揃って囲める家庭はどれぐらいあったのでしょうか。
今、家族で過ごす時間が過去最大、最長になっているそうです。
子どもたちと過ごす時間が多い今、
まさに家庭教育、躾の素晴らしい機会です。
教育者で哲学者の森信三先生(平成4年97歳で逝去)は、
「躾け」についてこのように書いていらっしゃいます。
『人間教育の基盤は家庭教育にあり、
その家庭教育の根本は実に「躾け」にある。』と言われ
「しつけの三原則」を分かりやすい言葉でお教え下さいます。
①朝、必ず親に挨拶する子にすること。
②親に呼ばれたら必ず、「ハイ」とはっきり返事のできる子にすること。
③履物を脱いだら、必ずそろえ、席を立ったら必ずイスを入れる子にすること。
(それはツのつく期間が1番良いとも。一つから九つまで。
ですがその期間を過ぎてもやり続ければ身につくと思いますので、諦めずに。)
そして躾のコツは、
『まず母親自身が、ご主人に対して朝のあいさつをはっきりするようにし、
またご主人から呼ばれたら必ず「ハイ」とはっきりした返事をするように努力するのです。
そうしますと子どももいつしかそれをまねてやりだしますから、
そうしたら必ず褒めてやるのです。
これがまた大事な秘訣です。そしてこれを1ヶ月も続けますと、
家中がすっかり変わってくるから不思議です』
また具体的に書いてくださっています。
・子どもの長所や美点を発見する事の名人になる事。
叱ることより褒めることに重点をおき、9つ褒めて1つ叱るぐらいでもなお
ホメ方が足りない事を心に銘記すべき。
・母親こそ家庭の太陽である。
・我が子の「人間教育」は90%までは母親の全責任と言っても
決して過言ではない。
ただ父親は、自分の仕事に対して真剣に打ち込む姿そのものが
何よりの教育。
・父親を立てること
いかなる事情があっても父親軽視の種まきだけは絶対にいけない。
我が子が「父親軽視」になり、やがて「父親」に対する不信感に陥り、
我が子を根本的に駄目にしてしまうから。
等々
生別、死別等、やむを得ない事情で、
シングルで子どもを育てていらっしゃる方々は
ご自身の現状に合わせて、受け止めていただければと思います。
決してご自身を責めて暗い気持ちにならないでくださいね。
これからの参考にしていただければ・・と思います。
親の必死に働く姿や、苦労を見て育った子どもたちは、
その事がかえって頑張り、親孝行したい!親を喜ばせたい!との
原動力になる事も多いですので。
ただ私世代(70代)では、そのように教えられてきましたので
心にストンと入ります。
その事が、しっかり実行出来たかどうかは心許ないですが。
今の方は、”? ”と、思う人もいらっしゃると思いますが、
子どもの躾けに欠かせない、大事なことです。
中には耳の痛い事を・・と言われる方もいるかと思いますが、
静かに、素直に、考えて実行してみませんか!
子どもの教育は、やり直しがききません。
一大事業です。
家にいる時間がたっぷりある今。
計画を立ててみませんか!
夕食後、お風呂から上がってからの「家族の時間」の過ごし方。
子どもたちの話を聴き、話す嬉しい時間がたっぷりあります。
・将来の夢・・何になりたいのか?
・また何に興味があるのか、
・父や母が、子どもたちと同じ年齢の頃、何を考えていたのか、失敗談、嬉しかった事。
何になりたいと思っていたのか、両親の生い立ちを話したり
祖父母のことを伝えたりする良い時間です。
・また、子どもが生まれどんなに嬉しかったか!
等々
家にいるこの今の暮らしは、
過ごし方によっては、
家族関係を深める、素晴らしい宝物の期間になります。
こんなに家庭で過ごす時間は、かって無かったことです。
国をあげての「ステイホーム家族週間」のお陰様で、
家族の在り方を考え、過ごす時間は、
「あの時があったから今が有るね!」と将来語り合える
良い時間になるかと思います。
各ご家庭で、それぞれの良い時間の過ごし方、
「躾け」や「お手伝い」の話し・・等々。
話し合うのも良いですね。
3人の子育てをしながら働いている金沢の娘は、
このメルマガの内容に、なんと言うでしょうか?
今日は「昭和の日」ですね。
昭和は遠くなりにけり・・と言われますが、昭和に生まれ、
平成を駆け抜け、令和を生きる今!
その時々を精一杯、笑顔で過ごしたいと
改めて思う今朝です。
今日も素敵な一日をお過ごしくださいますよう!
村山順子
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