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執筆者の写真村山順子

心に響く「閉店のお知らせ」

更新日:2021年2月22日



おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお過ごしでしょうか。

春を思わせる暖かい週末でした。


土曜日、事務所近くのお食事処。

シャッターに、閉店のお知らせが貼ってありました。


『お客様へ

 住みちゃん(お店の名前)おじさんは、力尽きました。

 残念に思います。今月(2月)で、閉店させて頂きます。

 長年、可愛がって頂きまして、誠にありがとうございました。

 感謝の気持ちでいっぱいでございます。

 ありがとうございました。   住みちゃんお母さんより』


短い挨拶に、オーナーご夫妻のお顔が・・笑顔が浮かびます。

何ともお人柄の伝わる閉店のご挨拶。


ご近所さんなので、時々伺っていました。

老人ホームや、デイサービスに出前ボランティアで、

歌や、踊りを届けていらっしゃいました。

ご主人さんはお店では口数が少なく、

奥さんの指示のもとエプロンをかけてニコニコと。

歌が大好きでお上手との事。


「日頃は背中が丸くなっているけどね、舞台衣装を身につけ、マイクを持つと、

まるで別人!シャンと背筋が伸びて、かっこ良いし、それはそれは上手やよ~」と、

奥さんが話してくれます。 

ご主人を見てはニコニコと。仲の良いご夫妻です。

仲の良いお店の味は、格別の美味しさでした。


奥さんが、出演先を交渉して見つけ、ボランティアで行くメンバーを集めて、いざ出演!

コロナ以前は、1ヶ月に4~5日、お昼の営業をお休みしていました。

「ボランティアのため、お休みします。ごめんなさい!」と張り紙。


コロナは、ご夫妻のボランティアの楽しみ、

ご主人さんの、ステージに立つという生き甲斐も奪ってしまいました。


昨年10月で、地域のコンビニ“ローソン”が閉店。

ラーメンやさん、中華料理屋さんも・・・次々に。

またお店が消えてしまいます!


私たちは、大好きなこの地が、もっと賑わいのある街になるよう

知恵を絞っています。

事務所の大改装もお陰様で完成!


バス停前の地の利を生かし、賑わいを興す起爆剤になれたら!

社長はじめスタッフ皆で、知恵を絞りアイディアを出し合って。

この地域!

『きっと良くなる!みんなでよくする!』


そんな事を思う週明けです。

夜明けが早くなり、日暮れも遅くなりました。

心弾む春が、すぐそこまで!


健やかで、素敵な1週間でありますように!



村山順子

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