top of page

戻ってきた帽子

執筆者の写真: 村山順子村山順子

おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えの事と存じます。

今日は8月の最終日。

子どもたちの夏休みも終わり、月曜日から2学期が始まりますね。


先週青森県弘前市に、すぐ下の妹と出かけました。

今年1月末に亡くなった真ん中の妹の願い・・・

「Kさんに会いたい!」 を叶えるための旅でした。


弘前のKさんと妹は会ったこともないまま40年余り、優しい関係が

続いていました。

その妹に代わり、Kさんにお会いする為でした。

滞在中、思いもかけないようなおもてなしを頂きました。

最終日には「どうしても食べて貰いたいものがあるので」と、

なかなか予約の取れないお蕎麦屋さんにタクシーで案内下さいました。

お店は、開店と同時に満席。美味しい手打ちのお蕎麦でした。

ゆっくりKさんの話を聞くことができました。

感動の生き方、考え方、行動でした。

亡き妹と共通する面が多々ありました。


お店を後にし、空港に着いて帽子がないことに気づきました。

急ぎお蕎麦やさんに電話しました。

帽子がある事を確かめ

「亡き妹の帽子です。弘前に一緒にと思いかぶってきました。

着払いで送って頂けませんでしょうか?」と。

快く引き受けて下さいました。


そして届いた箱を見て驚きました。

しっかりした箱に丁寧に動かないように収められ、

大切に思ってくださった気持ちが伝わり感激しました。

手紙が添えてありました。そして自家製のそば菓子も。


一つ一つに優しさを感じました。

黒い帽子は少し日焼けし色あせていますが、

それは妹がかぶっていたという事。

その帽子が戻ってきて嬉しかったです。


すぐにお礼状を書かせて頂きました。

弘前に行く時、訪ねたいお店がまた増えました。


行動の一つ一つに、物の扱い方一つ一つに、

その人の人柄が出る事を 改めて感じました。

今日は一つ一つ丁寧に行う事を意識します。


週末、台風21号が近づき天候が大荒れのようです。

どうぞ気をつけて、良い週末をお過ごしくださいますよう!



村山順子

Comments


メルマガ登録

毎月2回、暮らしの学校の最新情報をお届けします。

Copyright©2019 Kurashinogakkou All Rights Reserved.

  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
bottom of page