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執筆者の写真村山順子

楽な事ではなく 厳しい事を選んでね!

おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えの事と存じます。

昨日は、暖かさを通り越し一気に初夏を思わせる1日でした。


私ごとですが、今、右目がヘルペスになり眼科に通院中です。

25年くらい前に目の前が真っ白になりました。

眼圧が異常に高いとのことでその場で点滴。下げてもらいました。

それがヘルペスだったようです。

その後2度ほどヘルペスに。

今回は右目だけが霧がかかっているようになり眼圧が急上昇。

即点滴で、ほぼ下がりましたが、

まだヘルペスのウイルスがいるからとの事で通院中です。

目が普通に見えることに、感謝の思いでいっぱいでした。


前置きが長くなりました。


昨日、ふと思い出した母の言葉があります。

それは13歳で故郷沖永良部島(西郷さんが苛酷な島流しにあった島です)

から勉強のために初めて島外にでる私に、

31歳の母が(18歳で私を生んでくれました)私に言ってくれた言葉。

「順子、楽な事と厳しいことがあったらね、厳しい事を選んでね。

それが順子を成長させてくれる事だからね。」と。

伝馬船が岸壁を離れる間際に言ってくれた母の言葉。

当時はあまり意味はわかりませんでしたが、その母の言葉は

心に残りました。

楽な事と、厳しいことがあれば、

厳しい事を選ぶ道を歩きたいと思いました。

それが、私を成長させてくれるのだと!


今、思うのです。

我が母ながら、なんてすごい母なのだろう!と。

31歳! 5人の子供を抱え、これから続く仕送りのため

夜も寝ないで働き詰の暮らしが続くというのに、ものともせずに。

「教育には時がある!」とよく話していました。

この後、母は仕送りのために下宿から民宿、そしてホテルへと

規模を拡大し、30年余り働きに働き5人の子供たちに

教育を受けさせてくれました。身を削って。


その後、弟が医者になりイギリスの大学で務めることになり家族でイギリスに。そのとき

両親に早めの金婚式のお祝いに行って貰おう!と兄弟で計画。

「夏は、お客さんがいっぱいの掻き入れどきなのになぁ」としぶる母を

「今、行かないと行けなくなるよ。子どもたちからの早めの金婚式のプレゼントね」と説得。

切符を手配しました。


1ヶ月半イギリスを拠点に、弟が計画しヨーロッパを旅したそうです。

両親の人生で最高の時間だったと思います。

帰国後、3ヶ月ぐらいで母は脳梗塞で倒れ、不自由な身になってしまいました。


身体が不自由になっても記憶力抜群の母は、旅の話を嬉しそうに 話してくれました。

父は几帳面で、写真を整理し特注の桐の箱のアルバム入れに鍵を掛けて

大事にして、人が来ると見せていました。


父を見送り、母は寝たきりになりました。

困難にぶつかる時、「母ならどうするだろうか?」と母に想いを馳せると

瞬時に答えが出ます。

「あの親の子なら私にもできる!」という後ろ姿を示してくれました。

翻って、私はどうだろうか?


4人の子供たちの目にはどう映っているだろうか?

母には遠く及びませんが、私なりの

生き方を残せる親になりたいと思います。

ただ亡き父親は、尊敬の対象として子どもたちそれぞれが、胸に刻んでいるようです。


「順子、楽な事ではなく厳しい事を選んでね。

それが順子を成長させてくれる事だからね」

と話してくれた、58年前の母の言葉を思い出す

今朝でした。


日々色々な事件や、事故が相次いでいます。

1日、無事に過ごせる事のありがたさが、身にしみるこの頃でもあります。


皆さま どうぞ ご安全に!

笑顔の1日でありますように!



村山順子

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