おはようございます!
今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。
三連休に、食品庫を整理しました。
素麺や蕎麦を見つけました。
素麺・・今の時期は煮麺を思い出すのですが、この時は何故か、亡き祖母の大好きだった素麺チャンプルが浮かんできました。
熊本で育った祖母ですが、好きなお茶は香りの良いジャスミン茶(故郷沖永良部島では沖縄茶と言っていました)、好きな素麺は、茹でた後豚肉とお野菜をたくさん入れた素麺チャンプルでした。
早速、素麺チャンプルを作りお供えしました。
私が沖永良部島にいた13歳の頃まで、祖母が台所に立っている姿を見た事はありませんでした。
誂えの木の火鉢の前で、長いキセルに葉タバコを詰めてくゆらせている祖母の姿を思い出します。
医者をしていた祖父が交通事故で亡くなった後も、お手伝いさんや子守りさんがいてくれ、祖母はゆったり暮らしていました。
その頃は、母に素麺チャンプルをよく作って貰っていたように思います。
医者の勉強のため小学5年生で親元を離れた弟が、神戸の私の下宿で一緒に住むことになりました。
その時、祖母は孫可愛さで、一緒に神戸に出て来ました。
尼崎市の小学校に勤務したばかりで帰りの遅い私に代わり、祖母が食事を作ってくれました。
神戸は坂の町。買い物の荷物を持って、何度も休み休み坂道を上るのは、大変な事だったと思います。
目が悪くなった祖母の料理には、時にサランラップが入っていることもありました(涙・笑い)。
黙って避けて「美味しいね!」と食べていました。
その当時の祖母の事を思い出すと、もっと私ができたらよかったのに・・と申し訳なさでいっぱいになります。
その後、祖母は具合が悪くなり、急ぎ沖永良部島に帰りました。
祖母が可愛がっていた弟は、祖母の願い通り医者になり、宮崎市でクリニックを開院しています。
とても不思議なことが・・ありました。
弟夫婦に男の子が生まれ、妹と会いに行きました。
驚きました!赤ちゃんは亡き祖母によく似ていて、妹と顔を見合わせました。
祖母と同じように目と眉の間が、昔のお公家さんのように離れていました。
祖母が喜んでいるのだと思いました。
あっ!人間の想像力!って、なんて自由なんでしょうね!
素麺を見つけたことから、昔、昔の話を書いてしまいました。
お許しください。
みなさん、今日も笑顔溢れる一日でありますように!
村山順子
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