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執筆者の写真村山順子

震災タイムカプセル! 「拝啓20歳の自分へ」

おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えの事と存じます。

昨日は、東日本大震災から8年の記念の行事が、

被災地を中心にあちこちで 行われていました。


NHKスペシャルでは「震災タイムカプセル」を掘り出す様子や、

20歳になった子どもたちの今の様子を放映していました。

その子たちは 東日本大震災のあと、すぐに卒業式。

大震災直後、例年のようにタイムカプセルを埋めるのはどうかとの意見があったそうですが、

いつも通りタイムカプセルを埋めることになったとのこと。


小学6年生の児童29人が、卒業記念として「20歳の自分へ」の手紙を書いて

カプセルに入れて土中に埋めたそうです。

今年、成人式迎えた20歳の彼らが、小学校に集まりタイムカプセルを開け

12歳の自分が、20歳の自分に向けて書いた手紙を読みあっていました。


その手紙を読んで、12歳の時に願っていたような仕事に就いた人、

進路を迷っていた人がその当時の自分に励まされ進路を決めた人、

少し方向を是正した人など、当時の手紙は、本人はもとより、友人たちをも励ましていました。


その光景を見て、私も似たようなことがあったなぁ~と、思い出しました。

1972年札幌オリンピックの年、当時尼崎市の小学校に勤務していました。

担任していた6年3組の子どもたちと、卒業記念に埋めたタイムカプセルのことです。


テレビに映った子どもたちと同じように(大阪万博でタイムカプセルが流行)

リーダーの指示のもと、作文や、絵、将来の夢、習字、写真、

当時の世相をあらわしている新聞などを丁寧に何重にもビニールで包み、それをポリバケツに入れ、

ポリバケツの蓋をハンダゴテ(工具)で溶かし密封して埋めました。

池のそばの大きなメタセコイアの木の近くに埋めました。

用務員のおじさんに、タイムカプセルの事を伝え、「転勤の時は次の方に伝言してください」と頼んでいました。


20歳の約束日に小学校に集まりました。

池は埋められ、メタセコイアの木は切り倒されていました。

ほぼ、「ここ」と思うところを何度か掘ったのですが、何も出ません。

幸い用務員のおじさんはまだ勤務されていて、いろいろ聞きましたが、

校舎や校庭が大きく変わり、とうとうわかりませんでした。

今もそのままになっています。


テレビに映るタイムカプセルを掘り出す様子を見ながら、

47年前のタイムカプセルは、いったいどこにあるのだろうか?と。

いつか思いもかけない時に、発見されるのだろう!と思いました。


話は変わりますが、

私が14年前から続けている「心を届ける手紙のセミナー」では

未来の自分に手紙を書く方がいらっしゃいます。


東京で開いたセミナーに参加した素敵な女性。

訳あって随分前に離婚。5年後の自分に書いた手紙に、

「5年後の私は結婚し幸せな生活を送っています」と、

書いて皆さんの前で読みました。


1年前の東京での手紙のセミナーに、

彼女は、パートナーと一緒に参加、手紙通りに結婚されていました。

そしてお互いへの 感謝の手紙を書いていました。


東日本大震災当時に、タイムカプセルに入れた手紙は、

書いた本人たちの手元に無事に届きました。


教え子たちと47年前に埋めたタイムカプセルを、

いつか皆で開けることができますように!

「タイムカプセル」という言葉に、瞬時に昔を思い出し書いてしまいました。


8年前の3月11日は満天の星空だったそうです。


みなさん 昨日の星空ご覧になられました?

神戸の夜空は、澄みきっていましたがまばらな星空でした。

意識して空を見上げてみませんか!

夜の空!朝の空!昼の空を!


空はどこまでも続いているのですね。

地球上の全てが一つながりの存在。

そんな事を思う今朝です。

元気で朝を迎えられた事、有り難いですね。


どうぞ素敵な1日をお過ごしくださいますよう!



村山順子

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