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2021年10月7日 両親へのプレゼント!

執筆者の写真: 村山順子村山順子

おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか?


ノーベル物理学賞が、米国籍のプリンストン大学上級研究員の真鍋淑郎先生(90歳)に!

真鍋先生は愛媛県四国中央市出身。

少年の頃から遊びより勉強が大好き!

50年以上前に地球温暖化を予想。

未知の分野を研究し続け、二酸化炭素が増えれば地球の気温が上昇し、温暖化につながる事を発表されていたそうです。

テレビで拝見する真鍋先生は、明るく笑顔の素敵な先生!

90歳には見えない若々しさ!

奥様も明るい方のようにお見受けしました。

「明るい!」って良いですね!


話は変わりますが、

昨日、母への「声の便り」の文章を書き、ICレコーダーに吹き込んでいました。


働き詰めの母の顔や、姿しか思い出せません。

その中で唯一、いつも笑顔いっぱいで話してくれる事を思い出しました。

それは、私たちがそれぞれ家庭を構え、子どもたちへの仕送りからも、ホテル建設の融資返済からも解放され、楽しみながら仕事をしていた頃。

弟がイギリスの大学病院へ留学する事になり、一家でイギリスに行っていました。

留学期間も終盤に近づいた頃、

「こんな機会はない!早めの金婚式のお祝いに、子どもたちからイギリス旅行をプレゼントしよう!」

と決まりました。

母は当初、「夏休みはホテルのかき入れどき、長期間ホテルを閉めるのは・・」と渋っていましたが、説得。

両親に初めてイギリスに行って貰った事です。

1ヶ月あまり、イギリスを拠点にロマンチック街道、ライン川下り等々、楽しんだそうです。

その時の写真は、働き詰めの母の顔ではなく、穏やかで笑顔いっぱいの、お洒落した母の顔でした。

写真を撮るのが大好きな父は、大量の写真を写していました。

父も母も、その旅行の話をする時は、自然と笑みがこぼれ、今行ってきたかのように話し、写真を取り出し、話は尽きませんでした。

(父はその写真で立派なアルバムを作り、鍵のかかる桐の箱の中に収めていました。)


イギリスから帰国して半年後、母は脳梗塞で倒れ、右半身に麻痺が残りホテルは閉める事に。

「あの時、両親にイギリスに行ってもらって良かった!」と兄弟5人で話した事を思い出しました。


当時の事を思い出しながら、母への手紙を書きました。

ゆっくり話したつもりですが、ICレコーダーを聴いてみると、寝たきりの母には、もっとゆっくりが良いかも・・と。

何度も練習しています。


私が両親や妹弟と一緒に過ごしたのは、13年間でした。

私が小さい頃は、医者をしていた祖父の遺産、遺徳があり、社会的にも経済的にも豊かな中で、周りの優しさに包まれながら育ちました。

13歳で勉強の為、一人で神戸に。

実家の経済状態は下降に向かっていた頃でした。

母は下宿から民宿、そしてホテル経営へと。

妹たちは、仕事を手伝いながら学校に。

その間、母の入院などもありましたが、家が大変なことを私に一切話してはならない!と、すぐ下の妹に口止めしていたそうです。

随分後になってその事を聞きました。

本来なら姉の私が引き受けなければならないことですのに・・

妹たちには、申し訳なさと感謝しかありません。

妹たちに話すと、「仕方ないよ、そんな時期だったから・・」と言ってくれます。

そんな中で育ちながら、とても仲がいいです!

両親に、妹たちに、改めて感謝の想いが湧いてくる今朝です。


みなさん、今日も心弾む一日でありますように!



村山順子

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