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執筆者の写真村山順子

2021年12月7日 生きたくて生きられる訳ではなく、生かされているのですね!


おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝を迎えられた事、お互いになんと嬉しい事でしょうか!


先日テレビで「日本百名山」を観ていました。

突然、55年前の事を思い出しました。

短大2年生になる春休み、国文科の同級生5人で「日本百名山」また「日本の秘境100選」にも選ばれている大台ヶ原山・・・奈良県と三重県の県境にある1695mの山に登りました。


1人だけ登山の経験があり、彼女がリーダー。

他は全員初めてでした。

リーダーが予定表を作り、その通りに行動していました。


若い!って怖いもの知らず。

ただ一緒に2泊3日で山に行ける事が嬉しくて意気揚々と!

吊り橋、岩だらけの登山道を歩き、途中休憩していると、西宮勤労山岳会の10人ほどのメンバーが通り掛かりました。

声を掛けられました。

「リーダーは誰?初心者だけで登れる山ではない!」と、厳しく叱られました。

そして「一緒に行こう!大台ヶ原山はいつ雨が降るか分からない山。雨が降ると滑りやすく、下は川底、岩だらけ」と優しく話して下さいました。


それから一緒に行動し、山小屋に宿泊しながら無事に登頂!

下山途中、雨が降り出しました。

注意して一歩一歩慎重に歩いていましたが、私は、少し丸くなっている岩に足をとられ、ふわっと宙返り!

瞬間に登山道横壁の草を掴んでいました。

西宮勤労山岳会のリーダーがすぐに私の異変に気づき、引き揚げてくれ、難を逃れる事ができました。

下は20m近い、岩だらけの川底。後で見ると震えました。

不思議なことに、掴んだ草は枯れ草でした。

よく草が抜けもせず、私を支えてくれたものだと・・・・

目に見えぬものの力を感じた瞬間でもありました。

助けて頂いた!と思いました。


そして、勤労山岳会の方に声をかけて頂かなければ、助けて頂いていなければ、今の私はいません。


多分、多くの方が、あの時、あの事があったから災害を免れた!とか、あの道を通らなかったから良かった!等々の人生のドラマがあった事かと思います。

生かされて生きている・・・この事に思いを巡らせる時、ただ感謝しかありません。


「日本百名山」の映像を観て、遥か昔を思い出し「助けて頂いた命!微力でも、誰かのお役に立たせて頂きたい!」と思う今朝です。


みなさん、今日も笑顔溢れる一日でありますように!



村山順子


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