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執筆者の写真村山順子

2021年8月11日 安心して話せる場でありたい!

更新日:2021年8月12日


おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。


昨日、事務所で同年齢のスタッフ(勤続18年)と、「ご主人が元気になってよかったネ!」と話す私。

「そうなの、退院して一緒に暮らせるってこんなに幸せな事だったのね!嬉しいわ~」と、笑いながら話をしていました。


そこへ、ご主人の介護の為、余儀なく先月末退職された同年齢の元スタッフが来てくれました。

彼女の仕事ぶりは、その丁寧さ、美しさを誰もが認めるところでした。


ご主人(小、中学と同級生)が、昨秋突然倒れ、命は取り留めましたが、後遺症がありリハビリ病院に転院。

コロナで面会もできないとき、彼女は病院に届ける着替えに、手紙を書いて入れていたそうです。

言葉の出にくいご主人と約束をし、朝夕電話をかけて貰っていた・・と聞いていました。

ご主人は彼女の話に返事だけ・・だったそうですが、以前よりは、言葉も出るようになったそうです。


「主人がいなくて寂しい、寂しい」と話していた彼女。

これ以上は良くなる可能性が少ない・・との事で退院する事になり、ケアマネージャーと打ち合わせ等々。

自宅を介護がしやすいように、リフォーム。


彼女は、近くの仕事は時間も短いし、気分転換を兼ねて続けるつもりでした。

ですがご主人に状態を見て、一人にして出かける訳にはいかないと思い退職。

老老介護が始まる・・と涙を流していました。


彼女の話を聞きながら、同年齢のスタッフは、「大変やね、〇〇さん、またいつでも順子さんに話しに来てね!」と声をかけて帰り、彼女と2人にしてくれました。


以前に聞いていた、ご主人が入院した事をきっかけに、ずっと抱えていた大きな問題(娘さん母娘の)が解決した事の話など・・彼女の話を、口を挟まずに、あいづちを打ちながらずっと聞いていました。

彼女から、笑い声が聞こえるようになりました。


安心して話すと、自分自身で元気になれるのですね。

「介護保険を利用しながら、息抜きをし、頑張るネ、また話を聞いてね」と、笑顔で帰って行きました。


背の高い彼女。背筋の伸びた彼女の後ろ姿。

いつも通りの歩き方!

「良かった!いつでも、来てね!」と見送りました。


私にできる事は、「無防備で話せる場、話を聴くこと」ではないかと改めて思う昨日でした。

“話しに来てくれてありがとう!”


昨日から、夏の全国高校野球が始まりました。

元気ハツラツ全力で白球を追い、打つ、彼らの姿に感動します!


みなさん 今日も笑顔溢れる一日でありますように!



村山順子

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