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2022年2月2日「親子で言い争うことはありませんか?」


おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。


月曜日の夕方、税理士さんが来られました。

その前に、社長(長男)から「事務所に帰るのが少し遅れるから、よろしくお願いします」と電話。

ちょうどコーヒーを淹れ終わった頃、来られました。

女性の税理士さんです。

こんなことを聞かれました。

「村山さんは社長と言い争ったりしませんか?」と。

私は「社長交代した当時は、つい私が口を出してしまい、声を荒げることもありました。そんな時、社長就任式の後に私に書いてくれた長男からの手紙を読み返すと、心が鎮まります。」と話しました。

どんな手紙ですか?と尋ねられ、ついつい話してしまいました。

その手紙の一部を書いてみますね。

(私的な事を書いて恥ずかしい!と叱られそうですが・・)


『62歳の誕生日おめでとう!

今、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今日の社長就任式、こんな素敵な人たちを集めてくれ、こんな温かい会社を作ってくれて本当に、本当にありがとう。

母さんが大切にしてきた誠実さ、人を思う心、一人一人と真剣に関わること、僕も大切にしていきます。

今日改めて責任を実感しました。・・・

母さんの62歳の誕生日が、僕の幸せな社長の誕生日となりました。・・・

母さんが心を込めて育てたひまわり(屋号)は僕がみんなと共にしっかり育てていくので、これからは、そのひまわりにふりそそぐ太陽にように、みんなにパワーを与えていってください。

太陽は、ひまわりだけじゃなく、周りの全てに降りそそぐ光です。

この世の中を、曇りないきれいな心と熱い思いで照らしていってください。

やはり今も父さんを強く感じます。

本当に、本当に産んでくれてありがとう!

父さんと母さんの子どもとして生まれたのは、何兆円の宝くじにあたるよりも幸せなことで、そのことだけでも何かの使命を感じます。・・・』


代表を交代したはずなのに、創業者の思いが出て、相談されている訳でもないのについ口を出して指図し、ぶつかっていました。

そんな時に、この手紙を思い出し読み返すと、こんな優しい息子に何を意見する事があるのだろう・・と、すぐに素直に謝ります。

すると長男も「言いすぎてごめんなさい」と仲直りができます。

手紙を読むと、その時の情景が一瞬にして思い出され、感謝の涙が溢れます。

今、私が手紙の事で自由に動けるのは、長男が社長を交代してくれたお陰様です。

こう言って、代表を引き継いでくれました。

「母さんは母さんの夢があるでしょう!その夢に向かって全力で走って!会社は僕が任されました!から」と。


税理士さんからの質問で、長男の手紙の事を話し、読み返す事になりました。

12年余りたった今読んでみても、胸がいっぱいになります。

長男への返信を今書くとしたら、こう書きます。

『力さん本当に本当にありがとう!父さんの遺してくれた“手紙”というライフワークに取り組めているのも、社長を交代してくれたからです。

力さんの母親であると言う事は、奇跡!何兆円の宝くじにあたるよりも、比べようもないほどの喜びです。

父さんの心を、そのまま受け継いで生まれて来てくれた力さん!

誠実な生き方は父さんそのもの。優しい心は心溢れる文章にも、言葉にも!

父さんと母さんの子どもに生まれてくれて本当にありがとう!

身体を大切にしてね』


手紙を読むと、素直な優しい気持ちになりますね。

面と向かっては言えない照れ臭いようなことも、手紙だと素直に書けます。

あっ!また手紙のことになってしまいました。


長文、読んでくださりありがとうございます!

みなさん、今日も笑顔溢れる素敵な一日でありますように!



村山順子

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