おはようございます!
今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。
昨日は暖かい春の一日でした。
花壇の花たちが、一斉に咲いています。
話は変わりますが、
みなさんは、お洒落を楽しまれる方ですか?
昨日、素敵な老紳士に出会いました。
神戸市灘区水道筋商店街の停留所で、バスを待たれている老紳士。
遠目からも目立つお帽子・・背広に似合う中折れハットですが、半分ほどがパッチワークの柄になっています。
茶のかったベージュの背広。胸ポケットにはお洒落なチーフ。
そしてカラフルなブローチ。カバンも茶系で立派、留め具にふさがついています。
靴も茶系でピカピカ!
思わず「素敵ですね!」とお声をかけると、手話で「ありがとう」と笑顔で。
耳が聴こえられないようでしたが、唇の動きで分かっていただけたようです。
お洒落な老紳士に出会い、亡き父を思い出しました。
父も耳が聴こえませんでした。
ですが、絵も、字も上手!写真も、釣りもプロ級でした。
子どものような純な気持ちの父でした。
祖父が医者で家が豊かだったので、沖永良部島から鹿児島市の聾学校に出、家具を作る勉強をしていたそうです。
父の若い頃の写真を見ると、俳優さんかと思うほどハンサム!
東京の叔母が鹿児島市の女学校の寄宿舎にいた時、父が叔母に会いにいくと、叔母の友達が父を取り囲んでいたそうです。
お洒落で、着る物、持つ物も一流品。
“父の日”には、父のお気に入りのブランド品を探してプレゼント。
日頃は良いのですが、例えばお祝いの席などに招かれみんなにお酒が入ると、それぞれの話に夢中・・父はその輪の中に入って行けず、疎外感を感じていたようで、家に帰ってから母によくあたっていたそうです。
私は父のそんな姿を見ることはなく(早くに神戸に出てきたので)、優しい父の姿を覚えています。
機械に強く、器用な父でした。
今、父が生きていたら、携帯のメールで会話もでき、得意の写真で多くの方々とも友達になれ、寂しい思いをしなかっただろうに・・と。
もっと長生きしてくれていたら・・と、どうしようもないことを思う事がよくあります。
アッ!
ダンディーな老紳士に出会い、亡き父を思い出し、こんなことを書いている私です。
もうすぐ春のお彼岸ですね。
実家のお墓は、故郷沖永良部島から、今母が入所しているケアハウスがあり、母の主治医でもある弟がいる宮崎市に移しています。
母に会いたい!お墓参りに行きたい!
自由に移動ができ、施設での面会ができる日が一日も早く来てほしいです!
みなさん、今日も笑顔溢れる、素敵な一日でありますように!
村山順子
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