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執筆者の写真村山順子

2022年3月16日 ダンディーな老紳士!


おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。

昨日は暖かい春の一日でした。

花壇の花たちが、一斉に咲いています。


話は変わりますが、

みなさんは、お洒落を楽しまれる方ですか?

昨日、素敵な老紳士に出会いました。

神戸市灘区水道筋商店街の停留所で、バスを待たれている老紳士。

遠目からも目立つお帽子・・背広に似合う中折れハットですが、半分ほどがパッチワークの柄になっています。

茶のかったベージュの背広。胸ポケットにはお洒落なチーフ。

そしてカラフルなブローチ。カバンも茶系で立派、留め具にふさがついています。

靴も茶系でピカピカ!

思わず「素敵ですね!」とお声をかけると、手話で「ありがとう」と笑顔で。

耳が聴こえられないようでしたが、唇の動きで分かっていただけたようです。


お洒落な老紳士に出会い、亡き父を思い出しました。

父も耳が聴こえませんでした。

ですが、絵も、字も上手!写真も、釣りもプロ級でした。

子どものような純な気持ちの父でした。

祖父が医者で家が豊かだったので、沖永良部島から鹿児島市の聾学校に出、家具を作る勉強をしていたそうです。

父の若い頃の写真を見ると、俳優さんかと思うほどハンサム!

東京の叔母が鹿児島市の女学校の寄宿舎にいた時、父が叔母に会いにいくと、叔母の友達が父を取り囲んでいたそうです。

お洒落で、着る物、持つ物も一流品。

“父の日”には、父のお気に入りのブランド品を探してプレゼント。

日頃は良いのですが、例えばお祝いの席などに招かれみんなにお酒が入ると、それぞれの話に夢中・・父はその輪の中に入って行けず、疎外感を感じていたようで、家に帰ってから母によくあたっていたそうです。

私は父のそんな姿を見ることはなく(早くに神戸に出てきたので)、優しい父の姿を覚えています。

機械に強く、器用な父でした。

今、父が生きていたら、携帯のメールで会話もでき、得意の写真で多くの方々とも友達になれ、寂しい思いをしなかっただろうに・・と。

もっと長生きしてくれていたら・・と、どうしようもないことを思う事がよくあります。


アッ!

ダンディーな老紳士に出会い、亡き父を思い出し、こんなことを書いている私です。


もうすぐ春のお彼岸ですね。

実家のお墓は、故郷沖永良部島から、今母が入所しているケアハウスがあり、母の主治医でもある弟がいる宮崎市に移しています。

母に会いたい!お墓参りに行きたい!

自由に移動ができ、施設での面会ができる日が一日も早く来てほしいです!


みなさん、今日も笑顔溢れる、素敵な一日でありますように!



村山順子

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