おはようございます!
今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。
月曜日の倫理経営講演会で聞かせていただいた感動のお話、少し書いてみます。
N氏は福岡市にお住まいで、OA機器のサービス会社を経営されていらっしゃいます。
コピー機が発売された頃は、一台200万~300万円の高級品。
福岡でOA機器の販売会社に勤務していたN氏。仕事は営業。
新人のN氏はどうしても契約を頂きたくて、ある会社に飛び込み営業。
その会社は、今までの取引先と、新発売のコピー機を契約するつもりで検討中だったそうです。
N氏は、「1週間コピー機を置かせて貰い、無料で使ってもらえませんか!」と必死で提案し、置かせていただける事に。
置かせてもらったその時から、一日三回、その会社に行き、コピー機が紙詰まりを起こしていないかを確認。
毎回、新品のコピー機を丁寧に拭いて帰り、また伺う・・そんな日々を過ごして一週間後、コピー機の購入先が決まる事に。
社長は以前からの取引先に決めていたようで、N氏にその事を伝えたそうです。
N氏はなんとか・・と、社長に懇願。
その様子を見た女子社員7名全員が「毎日三回も来て、コピー機の調子をみて丁寧に拭いてくれていた。是非N氏のコピー機を買って欲しい!」と、社長に頼んでくれたそうです。
結局、社長は女子社員全員の懇願に考えが変わり、N氏のコピー機を購入してくれる事に。
N氏はコピー機に駆け寄り、撫でながら号泣!
相手の立場に立った提案、そして能力の足りない新人の自分ができる事を全力で続けた事が、女子社員の心に響き、応援を貰い、初の大きな契約に至ったエピソードを話して下さいました。
N氏の誠実なお人柄が伝わります。
ある時は、信頼していた方の保証人になり、多額の借金を負う事に。
にっちもさっちもいかなくなり、追い詰められた時に、N氏の窮状を知った取引先(?)から有難い救いの提案があり、窮地を乗り切る事ができた・・事など、お話し下さいました。
感動の文章も、幾つかご紹介下さいました。
奥様が、N氏の講演に役立つような心に響くコラムや投稿文を新聞等から切り抜いて、集め渡してくださるそうです。
感動するエピソードばかり・・講演の内容と相まって、心に沁みる深いご講演でした。
ご夫妻の仲の良さが伝わります。
また、N氏は人を大事にされ、少しの事でも覚えていて下さり、きちんとお礼を伝えてくださる方でした。
講演会で、私は講師接待役を頂き、ご講演の先生方に「皆、心待ちにしております・・」と葉書をお出ししていました。
私の名刺をご覧になられ、すぐ「ご丁寧に葉書を下さりありがとうございます!」と・・名前を覚えて下さっていた事に驚き、感激しました。
素晴らしい出会いを頂き、多くの事を教えて頂き、余韻の残る講演会でした。
みなさん、今日も笑顔溢れる素敵な一日でありますように!
村山順子
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