おはようございます!
今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。
私の故郷は、鹿児島県の沖永良部島・・
周囲60キロの珊瑚礁でできた島です。青い海、白い砂浜。
島には大小数えきれないほどの鍾乳洞があり、ケイビング目的で島を訪れる人も多くなっているようです。
(西郷隆盛さんが過酷な島流しあった島でもあります。)
今朝は、幼なじみのアグ(友達)“R子”の事を、書かせて頂きます。
沖永良部島のアグは、下の名前を呼び捨てで呼びます。
私の事も“順子”と呼んでくれます。
呼び捨てで名前を呼んで貰うのが嬉しい、沖永良部島のアグです。
R子は、長年(35年あまり)靴下と肌着のお店“亜夢&コポ”を経営しています。
大阪に2店舗、神戸湊川商店街のダイエー南側の立地の良い所に1店舗。
コロナ以前はどの店も繁盛店でしたが、この6月半ばで15年ほど続いた湊川のお店を閉店することになり、今、閉店セール中です。
ですが、在庫処分ではなく、長年お世話になった地域の方々へのお礼を兼ねて、新商品を搬入しての割引セールです。
いかにも彼女らしい閉店セール!
日曜日、私も買いに行きました。
大好きなこの場所で、ずっと続けたかった!と話すR子。
コロナに翻弄された人たちがたくさんいます。
R子は、「お店は、私の舞台」と話します。
いつも、黒いロングスカート、体にフィットした襟なしの黒いニットのシャツ、赤い薔薇を飾ったロングの金のネックレス、長い髪は束ねてアップにしています。
顔立ちのはっきりしたR子によく似合う、ずっと変わらぬ彼女のスタイルです(服を考えなくてよいからと)。
75歳!とは思えない背筋の伸びた姿勢!
背の高い彼女は、開店の頃、そしてセールの時など、大きな看板(段ボールに書いて花など飾りつけた)を高く掲げ、「いらっしゃいませ!」と声を上げ、まるで舞台で踊るかのように看板を揺らしながらお客さんを呼び込んでいました(大阪のお店のある商店街でも、名物ママで通っています)。
子どものいない彼女は、「靴下」たちを、可愛い子どものように大切に扱っています。
「私の可愛い靴下ちゃん!」と声をかけながら・・
どんな状況下でも、立ち上がるR子です!
彼女の口癖は、「ありがたい」「感謝しかない」です。
湊川のお店は閉店しますが、きっと大阪のお店をより盛り立てていくことと思います。
色々な諸手続きも、何度も役所や銀行に通って、熱意で風穴を開けてきたR子です。
R子の手は、荒れて固くなりガサガサです。
握手するときに手を出すのがとても嫌で、コロナ禍の今は握手する事がないから・・・その事は嬉しい・・と話すR子。
それだけ働いたという、勲章のような手です。
一泊でもいい!R子と一緒に温泉に行きたい!
ゆっくりしてもらいたい!心ゆくまで語り明かしたい!
そんな事を思う今朝です。
今日は5月の最終日。
氏神様に、お礼を申し上げに伺います。
みなさん、今日も素敵な一日をお過ごし下さいますよう!
村山順子
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