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執筆者の写真村山順子

2022年9月1日 「動機善なりや 私心なかりしか」稲盛和夫氏の言葉


おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。

今日から9月、2学期の始まる小中高校も多いかと思います。


8月24日、京セラの稲盛和夫名誉会長(90歳)が亡くなられました。

殆どの方がご存知で、今更・・の感がありますが。

稲盛氏は、経営の神様ともいわれる世界的に著名な経営者で、

多くの経営者を、そして人を育てられました。


致知出版社から多くのご著書が出版されています。

「言葉に込められた稲盛経営哲学は、読者に人生の道しるべと捉えられてきた・・

これから先も、行く道を照らす光になってくれるのではと感じている・・」と、

NHKのインタビューで、致知出版社の書籍編集部の方が話していらっしゃいました。


稲盛氏は、生きる力になる、多くの言葉(名言)を残されています。

中でも、新しい事を始める時、自問自答された言葉があります。

『動機善なりや 私心なかりしか』です。


1984年、日本の通信事業が自由化され新規参入の機会が訪れた時、

当時のNTTは、競争相手がない、いわば独占状態・・それ故の通話料の高さ。

国民のために、もっと通話料を安くできないか・・と。

第二電電(今のauの前身)をたちあげる時、何ヶ月も自問自答された言葉です。


その言葉は、強烈に私に突き刺さりました。

その言葉を知って以来、

私も新たな事を始める時、何度も何度も

『動機善なりや 私心なかりしか!」と、自問自答します。


あまりにスケールが違いすぎて、書くのもはばかられますが・・

私は2004年から、「手書きの手紙の大切さ」を身近な所でお伝えしていました。

26年前、出張先で突然逝ってしまった夫。

子どもたち4人は皆学生。失意の底から立ち上がる勇気をくれたのが、

亡くなる40日前の私の誕生日に、夫から貰った10行ほどの短い手紙でした。

その手紙に支えられ、1999年自宅で起業。


仕事が軌道に乗ってきた2004年頃、

仕事以外に私にできる社会へのお役立ちは何? 

すぐに「手紙」だと思いました。

「大切な人に手紙を書きませんか」と、事務所に張り紙。

「手紙のセミナー」は弊社事務所で始まりました。

毎回、参加者の感想、喜びの表情などで

手紙の大切さ、素晴らしさが伝わっている事を実感しました。


「もっと多くの方に手紙の素晴らしさをお伝えしたい!」と思いました。

そして、『日本全国47都道府県で“心を届ける手紙のセミナー”を開きたい!』

と、思いました。

“その人しか書けない手紙!手紙で人と人の繋がり、絆を深めたい。

もつれた人間関係も手紙だと優しく書ける・・手紙の素晴らしさを伝えたい!“と。


そんな折、ある講演会の中でお聴きしたのが

稲盛氏の言葉『動機善なりや 私心なかりしか』でした。

自分自身の『手紙』の事を思い、自問自答。

『動機は善、私心はありません!」


その言葉を知ってからは、多くの方々の前で

「日本全国で手紙の素晴らしさをお伝えしたい!一緒に手紙を書きたい!」

と、言い続けました。


お陰様で2019年、日本全国で「手紙の講演&ワークショップ」をさせて頂けました。

多くの方々のご協力のおかげ様です。本気でブレずに言い続けたお陰様です。


『動機善なりや 私心なかりしか』は、

“行動”へと、強く背中を押してくれた言葉です。


稲盛和夫京セラ名誉会長!

ありがとうございました。


今朝は氏神さんのお参りからスタートします。


みなさん、笑顔溢れる一日でありますように。



村山順子

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