おはようございます
今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。
年末、色々なお便りが届きます。
その中に懐かしいお名前がありました。
お会いしてお話をお聞きするのが楽しかったFさん(93歳)の、息子さんからでした。
「母は認知が出るようになり、自宅近くのケアハウスでお世話になっています。
孫やひ孫に会うと、分かる時、分からない時がありますが、手紙は読める時に読んでいますので・・どうぞよろしくお願いします」と書かれていました。
Fさんは頭脳明晰、記憶力も抜群。
そのお話にはユーモアが溢れ、楽しく、多くの事を教えて頂きました。
そんなFさんが認知症に・・。
Fさんとのお出会いは、ドクターであるお嫁さんからのご依頼でした。
お嫁さんがFさんの異変に気づき、直ぐに病院へ。
軽い脳梗塞でした。気づくのが早くて後遺症はありません。
ですが「家事を一手に引き受けてくれていたお義母様の負担を減らしたい・・」と、創業間もない私どもに家事サービスをご依頼下さいました。
教師をされていたFさんは、私も昔小学校の教師をしていたという事で喜ばれ、お話をお聞きする機会がありました。
Fさんは一人息子さんを授かったばかりの時、若くしてご主人様を見送られました。
父母が赤ちゃんを育てて下さり、ずっと教師を続け、定年を迎えられました。
そんな時、ドクターになられた息子さんご夫妻に、アメリカ留学の話が持ち上がりました。
ですが赤ちゃんの世話をする人が居なくて・・。
その時、一人息子を自分の手で育てる事ができなかった事をずっと申し訳なく思っていたFさんは、「一緒にアメリカに行って、孫の世話や生活の事を私にさせてほしい!」と頼んで、英語も分からないまま一緒に渡米。
そのおかげで息子さんご夫妻は研究に打ち込めたとの事。
日本に帰ってからも同居生活を続け、息子さんご夫妻はもう一人赤ちゃんを授かりました。
Fさんは、息子さんにできなかった事を、お孫さん2人に注がれました。
学ぶなら一流の先生に付くことが大切!という信念をお持ちで、月に一度はご自身も習われていたお琴の先生の所へ、神戸から静岡まで新幹線でお稽古に。
書道等も、お孫さんお2人の師範の免状が、ご自宅に飾ってありました。
Fさんご自身、お辛い事も多かったかと思いますが、赤ちゃんの頃からお育てになられたお孫さん方がドクターになられ、ご結婚、ひ孫さんもお生まれになられ・・実り多き豊かな人生!
花が大好きなFさんへ、花模様の便箋にお手紙を書かせて頂きました。
Fさんから学ばせて頂いた事がたくさんあります。またの機会に。
週明けから長ーいメルマガになりました。お許しください。
みなさん、笑顔溢れる素敵な一日をお過ごしくださいますよう!
村山順子
Commentaires