おはようございます!
寒い朝を迎えていますが、今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。
2月15日は、森信三先生のご三男、森迪彦(みちひこ)氏の一周忌でした。
昨年4月号の「致知」に、(一社)実践人の家の兼氏理事長、浅井参与、森迪彦常務理事の3名での鼎談が掲載がされました(特集「山上山また山」森信三が目指した世界 没後30年を迎えて)。
当時迪彦氏は末期の癌を患われておられ、一度は辞退されるも、やはりどうしても出席したい・・と、兼氏理事長に車椅子を押して頂き上京。
まさに命懸けの鼎談でした。
その日ご自宅に帰られた後、即入院され、程なく帰らぬ人に。
見事な生き方であられたと思わせて頂きます。
永眠された迪彦氏のお顔を拝見すると、微笑んでいらっしゃいました。美しかったです。
「人生を全力で生ききった!やり切った!」・・そんな、満ち足りた微笑みでした。
「尊敬する父、森信三先生は『30年』という期間を一つの大きな区切りと考えていたようだ」とおっしゃり、
没後30年の昨年「実践人家の全国研修大会を東京で開催する」という目標に向け、
病気のお身体で力を振り絞り、お力添え頂きたい方々にお会いしに出かけていらっしゃいました。
コロナ禍の中、東京開催には当初、賛否両論ありました。
ですが、残念ながら準備中に永眠された迪彦氏の悲願を叶えたい、どうしても東京大会を成功させよう!との機運が高まり、お陰様で、コロナが少し静かになりかけた8月、無事に開催する事ができました。
ホテル側も細心の注意を払ってくださり、致知出版社の全面協力のもと、素晴らしい講演者、役員、会員、森信三先生を敬する方々とご一緒に、感動を分かち合うことができました。
鼎談で、森信三先生から薫陶を受けられた浅井参与が、先生から直接聞かれたお言葉を紹介されています。
「森先生は『自分が亡くなって30年経った頃、私が書いた本をたとえ二人か三人でも読んでくれたら、文化勲章をもらうより嬉しい』とおっしゃっていますね。
しかし没後30年経ったいまはもう、二人や三人どころではなく、数えきれない人が先生の著作を読み、言葉や教えを人生の糧にしている。
特に『修身教授録』は超ロングセラーですよ」と。
そんな森信三先生の思いを受け継ぎ、全力で使命に生き切る事の美しさを、森迪彦氏の“微笑み”から教えて頂きました。
みなさん、今週もお読み下さりありがとうございました。
素敵な週末をお過ごしくださいますよう!
村山順子
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