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執筆者の写真村山順子

2023年3月20日 人生に、“もしか・・”は、ないけれど



おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。

桜の開花宣言が、そこかしこで聞かれるようになりました。

皆様のお住まいの地域は如何ですか?


昨日は、お寺さん(若い女性)に、お彼岸のお参りに来ていただきました。

亡くなられたご住職の娘さんです。

新聞社に勤務され、東京に転勤したばかりの時、お父様が亡くなられました。

お父様亡き後、300年続くお寺を引き継ぐために退社。

僧侶の勉強を終えて、今は読経も堂々とされています。

人生に“もしか・・”は、ないけれど、社会の最先端で働いていた若い女性が・・

直向きに、お父様の後を引き継いでおられる長女さん。

読経も上手になられ(失礼ながら)、心に沁みてきます。


初めて我が家にお参りに来られた時、こう話されていました。

「父がお寺の建立300年祭(?)をどうしてもしたい!と言っていましたので」と。

あれからもうすぐ3年・・懐かしく思い出しました。

されたかった事、いろいろあったと思いますが・・

突然、思ってもいなかった道に進むことになっても(薄々はそうなるかも?と思っていたかもしれませんが)、真っ直ぐ前を見て歩まれる姿に、胸が熱くなります。


亡きご住職は、宗派で大きなお役をされていたそうです。

お子さんは娘さんお二人。

きっと相応しいお婿さんを迎えて・・と思われていたのでは、と思います。

お寺を継がれた長女さんは、人柄も良く、アイディアがいっぱいの、能力の高い方です。

頼もしい後ろ姿を見送りながら、きっとこれからのお寺の在り方を模索し、ご自身の人生もより良き方向を見出されていくと、確信しました。


そして、我が身を思います。

もしか、夫が元気でいてくれたら・・それが一番嬉しい事です。

ですが100%、今の私はいません。

(子どもたちの人生も、変わっていたかもしれません)

私のやるべきことは、学生だった4人の子供たちを社会人にする事でした。

当時、守り続けなければならない仕事はなかったため、自分の想いで仕事を始められた事は有難かったです。

その時々、知恵を絞り、心を奮い立たせ、懸命に取り組んできました。

そして、いつも周りに力を貸してくれる方々がいました。

何よりも、亡き夫が一緒でした。


今は亡き、渡辺和子シスターの「置かれた場所で咲きなさい」という言葉を思い出します。

私自身、そのように生きてきました。

何の疑問も持たず、ひたすらに!

その事自体が喜びでした。


それが、最近少し変わってきました。

心を病む方が増えてきていると聞きます。

自分の心と身体を守るのは自分です。

その場所がどうしても合わないのなら、

『タンポポの綿毛のように、好きなところに飛んでいって良いのよ!

自分に合ったところを見つけなさい!』と、言ってあげたいです。

“〇〇でなければならない!”ってことはないのだからね。


みなさん、心弾む素敵な1週間をお過ごしくださいますよう!



村山順子

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