おはようございます!
今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。
昨日、尊敬申し上げる先生からお手紙を頂戴しました。
87歳とご高齢ですが、今も幼稚園の園長先生はじめ、多くの会の長、また「読書会」の代表をされていらっしゃいます。
先生の運営される幼稚園の園庭には、四季折々の花が咲き乱れています。
先日は、色とりどりの紫陽花の写真を印刷した用紙に、手書きの手紙を書いて下さっていました。
昨夜頂いたお手紙には、ドイツのロマンチック街道にある、ローテンブルクが。
街全体が赤い屋根の、おとぎ話に出てくるような景色が印刷されたお手紙でした。
ご夫妻で行かれたそうです。
一瞬に、亡き両親の顔が浮かびました。
1992年、弟が家族と共に、イギリスの病院に2年間留学中でした。
帰国の日を数ヶ月後に控えていた時、兄弟5人で、弟がいるうちに両親に早めの金婚式のお祝いでヨーロッパ旅行をプレゼントしよう!ということになりました。
小さなホテルを営んでいた両親は、
「もうすぐ夏休み、お客さんが大勢来られる・・」と、長期間ホテルを留守にする事を渋っていました。
ですが、このような機会はないと思い、両親を説得!
留守中のホテルの事は、叔母や妹、そして手伝ってくれていた人たちにお願いし、初めての両親揃っての旅となりました。
両親の住んでいる鹿児島県沖永良部島から福岡まで、真ん中の妹が送り、福岡から両親で初めての海外旅行・・イギリスへ。
弟宅に50日滞在し、ドイツ、フランス、オランダなどを楽しんだそうです。
写真好きの父は、バッキンガム宮殿など、行く先々で多くの写真を撮っていました。
帰国後はその写真を立派なアルバムに整理し、鍵の掛かる桐の箱に収めていました。
何年経っても、今旅行に行ってきたかのような鮮明な記憶で、ニコニコと写真を見ながら話し続ける両親でした。
母が寝たきりになった時も、ロマンチック街道の話になると、目をキラキラさせて当時の事を話してくれていました。
若くして結婚、働き詰めだった母・・最愛の弟一家とイギリスで過ごした日々は、最高の喜びだったようです。
私たち子どもが唯一させてもらえた、親孝行の真似事でした。
みなさん、今週もお読み下さりありがとうございました。
素敵な週末をお過ごし下さいますよう。
村山順子
Comments