おはようございます!
今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。
時に、無性に村山の両親の事を思い出します。
「順子ちゃん」と呼ぶ父の、少ししわがれた声が聞こえます。
父は警察官。街のお巡りさんとして慕われ、皇居にお招き頂き、母と一緒に伺った事もあるそうです。
父は、郷里の会(沖永良部島)の会長、また財団法人の理事長をしていました。
何をするにも真面目に取り組み、一所懸命。
会にも、よく寄付をしていたようです。
時間は厳守で、会が始まる随分前に到着し、皆を待つ姿勢でした。
また、会のお金で飲食する事を良しとしませんでした。
他の役員たちの中では「ボランティアでしているのだから、少しぐらい良いのでは!」との意見も多く、堅物の父の意見は通らず、しょんぼりして帰宅することもありました。
(当時、私たちは家を新築する間、両親の家に同居中でした)
「順子ちゃん、お父さんは嫌われている・・」と寂しそうに。
「お父さんの考え方、生き方、私は大好きよ。良いと思う!」と伝えると、
「順子ちゃんがそう言ってくれるのだったら、良いわ!」と笑顔になる父でした。
毎年、桜の季節になると思い出す父の事。
花見の後、夜中に心筋梗塞で入院。
その後、神戸大学病院に転院。人工呼吸器をつけることに。
教授が、若いドクターを連れて父のもとに。
布団を荒っぽく捲り、何か話しています。
その布団を元に戻さないまま病室を出て行こうとしたので、思わず教授に言いました。
「父は生きています。もっと大切に人として尊んで接してください!」と。
驚いた付き添いのドクターが、慌てて布団を丁寧に掛け直す・・
そんな悲しい事もありました。
母は、お客様を三つ指ついてお迎えするような、丁寧で物静かな人でした。
母の煮物は絶品!コトコトとゆっくりゆっくり煮込みます。
私は、スピーディーに、あっというまに料理・・母の、優しい、ふくらみのある味は、未だに真似る事ができません。
両親、夫の大きな優しさに包まれ、また子どもたちを授かり幸せな暮らしでした。
今住んでいる家は、亡き両親が住んでいた家。
高く掲げられた、愛しい人たちの写真!
いつも見守ってくれている、そんな気がします。
朝から、少し湿っぽいメルマガ。申し訳ございません。
みなさん、今週もお読み下さり、ありがとうございました。
楽しい週末をお過ごし下さいますよう!
村山順子
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