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2024年12月10日 “逢いたい人には 逢いに行こう”(2)

執筆者の写真: 村山順子村山順子


おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。


昨夜のお月様!澄み切った夜空に、神々しいほどの美しさでした。


昨日の続きを書かせて頂きます。

次男さんは、もうすぐ100歳になられるかおるさんの事が気がかり。

ですが、海外とインターネットでされるお仕事もあり、かおるさんのところに毎日・・という訳にもいかないようです。

一週間に一度は、沢山の買い物をして届けてくれるとの事でしたが、かおるさんは運動を兼ねて、週に2度、急な坂を手押し車で下り、バスに乗ってお買い物に行かれるとの事。

ご自宅での足もとを見せて頂くと、とてもそんな風にして行ける状態には見えませんでした。

気力で行かれているのだと思います。


一年振りくらいにお会いしてみると、今までとは随分感じが違っていて、驚きました。

お仕事をされていた時のようなお化粧、おしゃれはされず、すっかり“かおるおばあちゃん”になられていました。

ただ、私達の訪問をとても喜んでくださり・・壁には、私がお送りした手紙や、友人からの写真などが貼ってありました。

おしゃべりを楽しみ、一緒にお弁当を頂きました。


そして、決意された事をお話し下さいました。

以前から次男さんに「介護施設に入所」を勧められていたそうですが、「一人で大丈夫」と断られていたそうです。

介護サービスも一度は利用されたそうですが、なかなか思うようにいかず、お断りされ、一人でご自分の事をされてお暮らしでした。

洗濯機もあるのに、手洗いされていました。

ですが、私たちが伺った土曜日、「エアコンのスイッチが入れられない」と、離れた場所に住んでいる仕事中の次男さんに頼み、来て貰って、エアコンをつけて貰ったそうです。

できると思っていた事が、わからなくなった・・と、嘆かれていました。

(もしかしたら、洗濯機を使わないのも、使い方がわからなくなったからかもしれません)

そんな事が原因かどうかは分かりませんが、「入所する所を探してもらいたい」と、次男さんにお願いされたそうです。

施設が見つかれば、入所されるとの事。


かおるさんは社交的で、どなたとも仲良くできる方だと思います。

幼い頃ご両親が亡くなり、小学校3年生から、目の不自由なおばあちゃんのお世話をしながらのお暮らし。

何冊もの本が書けそうなかおるさんの人生のお話を、以前お聴きしています。

これからは、日々の暮らしに心配なく、好きな事をされて、楽しく過ごせますよう、祈り願うばかりです。

逢いたい方にお逢いできた、感謝の一日でした。


みなさん、今日も笑顔溢れる、お健やかな一日でありますように!



村山順子



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