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2024年12月17日 「60歳の約束」・・開いてみました

執筆者の写真: 村山順子村山順子


おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。


書棚を整理していて見つけた、拙著「60歳の約束」・・

もう一冊も手元にない!と思っていただけに、嬉しくて懐かしくて、思わず手をとめ、読んでしまいました。


亡き夫は私に、しきりに「本を一冊は、書くように!」と言っていました。

“本を出版する事が、夫に喜んでもらえること!”と思っていた私にとって、肩に力が入り過ぎて、行きつ戻りつ、なかなか書けませんでした。

長男に「今のままではどうしようもないし、どうしたらいいのかわからへんし・・もうこの原稿のままで、編集者にお願いしようと思うんやけど・・」と話しました。

すると返って来た言葉は、「母さんは何のために本を出すの?父さんとしっかり向かい合ってみた?それで後悔しないの?」。

我に返りました。

“早く出版して約束を果たしたい!”という気持ちが強く、勝保さん(夫)の心にしっかり向き合っていませんでした。

日頃“心を大切に”と口癖のように言っている私らしくない生き方をするところでした。

「ほんまやね、どうしたらいいんやろう?」

「仕事は心配しなくていいから、もう一度最初から取り組んでみたら?どう?やってみる?」

長男に背中を押してもらい、もう一度初めから書くことにしました。


勝保さん、力(リキ)は、あなたの心をしっかり受け継いでいますよ。

しんどくなって、安易な方に走ろうとしていた私を、引き戻してくれました。

今あなたの心に届くようにと思い、この手紙(原稿)を書いています。

本の副題は『見えますか、聴こえますか、これでいいですか』に、早くから決めていました。

私の心の中には、いつも勝保さんがいます。

“これでいいの?”と聴きながら行動する私がいます。

運転しながら美しい夕陽が見えれば“勝保さん、見えてるの?夕陽きれいよ!”などと、声に出して話しかけています。

誠実で尊敬できる勝保さんと家庭を持ち、優しい村山の両親、4人の子どもたちに恵まれ、本当に幸せでした。

勝保さん、ありがとうございました。

あと、どのくらい生かされているのかわかりませんが、命ある限り、明るく生き生きと、誠実にひたむきに生きていきますね。

“これでいいですか?”っていつもあなたに聴きながら。

そしていつか、あなたのそばに行った時、“順さん、よく頑張ったね”って、ただただ、あなたに褒められたくて、今を生きています。  2007年5月16日


長くなりました。

初めての本を書いてから17年。今も変わらぬ思いです。


みなさん、今日も笑顔溢れる楽しい一日でありますように!



村山順子



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