「人形展」を観に倉敷へ!
おはようございます!
今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えの事と存じます。
週末、いかがお過ごしでしたでしょうか?
私は昨日、倉敷にいる友人(沖永良部島の友・・アグ)の人形展を観に行きました。
(その前に岡山で途中下車、後楽園で紅葉を楽しみました)
彼女の今回のテーマは「島ぬ遊び」(しまのあそび)
『1日の畑仕事が終わり、親や近所の人たちが蛇味線(さんしん)をひき
歌って楽しむ島の暮らしを表現してみました。大河ドラマ西郷どん(西郷隆盛)が島流しにされた沖永良部島です。』と説明が書いてありました。
小さなその人形は、語らずとも観るだけで伝わる優しさに溢れていました。
細やかな手仕事、息を止めて向かうような集中力が必要とされる作業。一体の人形を完成させるのに3ヶ月かかると話していました。1番難しかったのは、赤ちゃんだったと。その当時の生地を探し、着物も小さくて本物の着物仕立て。裏も付け、当時の生活用品も粘土で手作りし色付けをしていました。気の遠くなるような手仕事をしていました。
一本の糸で顔の表情がこんなにも変わるのかと思いました。
彼女の作品にはストーリーがあって、古き良き時代の
当時の田舎の暮らしが、目の前に現れ感動しました。1番光っていました。
10人兄弟の末っ子の彼女。1番上のお兄さんとは28歳も歳が離れており、母親に写真で兄、姉の顔を教えて貰った・・と話し、参観日に両親が来ると、『「じいちゃん、ばあちゃんが来てる」と友達に言われ、父親には「来ないで!」と言っていたけどね。優しい両親だったと。夕食後、父が三線(サンシン)を引くと、母は父のそばに直ぐに行って唄を歌っていた』と、私の知らなかった彼女の生い立ちを聞きました。
彼女の深い優しさ暖かさは、年老いたご両親や、多くのご兄弟からの愛情に育まれて今があるのだと、思いました。
彼女ご夫妻、そして私の本を読んでくれた同郷のご夫妻と、それも同郷の有名な
焼肉屋さんでご馳走になり、何とも言えない優しい楽しい時間を過ごしました。
故郷を離れ、それぞれが暮らす地で幸せに暮らしている事、嬉しかったです!
「仲良きことは美しき哉(かな)」武者小路実篤(小説家、詩人)を
実感させて貰った昨夜でした。
心の綺麗なアグ(友)は私の大切な宝物です。
週明けです。
今日も明るく元気な1日でありますように!
村山順子