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執筆者の写真村山順子

2021年9月27日 秋の夕暮れに・・ふと思い出すこと


おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。


秋の夕暮れどきは、なんとなくセンチメンタルになりますね。

昨日、日曜日でしたが夕方、急ぎの手紙を投函しようと思いました。

午後5時過ぎに収集に来てくれる、ローソンのポストに投函しようと思い、坂道を下りました。

坂道の途中に、独身時代に住んでいた文化住宅の跡地(今は資材置き場)があります。

いつもは何も思わないで通るのですが、昨夕は急に、祖母と弟と3人で暮らしていた当時のことを思い出しました。


祖母は熊本で医学生だった祖父に見そめられ、沖永良部島に。

祖父亡き後、祖父の跡を継いで医者になって欲しい!と孫たちに夢を託す祖母。

5人目にやっと生まれた弟は、周囲の「医者の跡継ぎ!」の期待を一身に受け、小学5年生で、勉強のために親元を離れ神戸に。

祖母は、弟可愛さで、弟と一緒に神戸へ。

若い頃からお手伝いさんがいた事もあり、祖母は炊事らしいことは殆どしてこなかったようです。


私は教師になりたてで帰りが遅く、料理は祖母がしてくれました。

太っていた祖母は、買い物の荷物を持って坂道で何度も休みながら、家にたどりついていたようです。

目も悪かった祖母。

ある時、祖母の作ってくれた料理の中に、サランラップがまじっていた事もありました。

黙ってラップをよけながら、祖母に申し訳ない気持ちになったことを思い出しました。

祖母は身体が悪くなり、急遽、沖永良部島に帰りました。


そのあと、すぐ下の妹が短大を卒業して尼崎市の養護教諭に。

妹、弟と一緒に暮らしていました。


祖母は、弟が医者になるのを待たずに亡くなりましたが、不思議なこと・・が。

尼崎の実家に里帰り出産していた義妹。

弟の長男が生まれた時、妹とお祝いに駆けつけました。

赤ちゃんを一目見て、驚きました!


祖母は、お公家さんのように目と眉の間が広かったです。

生まれてきた男の子の眉と目が、祖母そっくりでした。

祖母が喜んでいるのだなぁ!と思ったこと・・


坂道を下りながら、そんな昔の事をふと、思い出しました。


「ばぁちゃん!見えていますか?

ばぁちゃんが可愛がったSちゃんには、もう5人の孫がいますよ!宮崎で地域の医療を担っているよ。

ばぁちゃん!ありがとうね!」

そんな事を思う、秋の夕暮れでした。


9月の最終週です。

「今日も、きっと良いことがある!」

そんな嬉しい一日一日で、ありますように!



村山順子

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