おはようございます。
今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。
よく葉書や手紙を頂きます。
昨日届いた3通の葉書の中に、来年3月に94歳になられる
内科の先生からのお葉書がありました。
長くなります事、お許しくださいね。
8月のお盆に、先生の奥様のお参りに伺った時、
「年末に54年6ヶ月続けた医院を閉院する」と、お聞きしていました。
閉院が近くなり、11月末にお葉書をお届けしていました。
そのお返事です。
「・・・今月末で閉院、診療を終了します(54年6ヶ月)。
今のところ老化は日増しに増強していますが、
障害なく自立しているのがなによりです・・
向寒、ご無事をお祈りします・・」と。
簡潔で見事な自筆のお葉書でした。
閉院後も、広いお庭のあるご自宅で、お手伝いさんや、弊社のサービスを利用され、今まで通りのお暮らしをされるようです。
先生の記憶力は抜群!
私の忘れている事を覚えておられ、記憶違いをご指摘下さいます。
弊社とのご縁は、定期購読の月刊誌『50歳からの生き方応援雑誌「いきいき」』(現在ハルメク)2002年3月号に、
私が、思いがけず取材、掲載して頂いた事がきっかけでした。
家事代行サービスという、ご自宅の中に入らせて頂くお仕事。
信用、信頼が一番大切です。
全国誌「いきいき」にオールカラーで5ページにわたって載せて頂いた事が
大きな信用となりました。
(当時、法務局で「家事代行サービス?どんな仕事?」と
聞かれたような時期でした)
その「いきいき」を、医院の患者さんで、奥様のご友人だった
元小学校教師の方がご覧になり、すぐに弊社に電話。
即お客様になって下さいました。
そしてご利用されて良かったので、
お友達である先生の奥様にもご紹介くださいました。
2002年3月から、毎月2回伺っています。
奥様は亡くなられる時、遺言を残されたそうです。
「私が死んでもずっとひまわりさん(弊社屋号)を、使い続けてね」と。
午前、午後のお手伝いさんがいらっしゃるのに、
奥様が亡くなられて12年余り、
先生は、その遺言をずっと守り続けていらっしゃいます。
先生は、「まだまだやれそうな気がする」そうですが、
閉院にもたくさんの手続きがあり、器具等の始末も大変だそうです。
お子様に恵まれなかった先生ご夫妻。
ご自分の手で、できるうちに閉院、と決めていらしたそうです。
見事な生き方、仕舞い方でいらっしゃいます。
お住まいの市では、最高年齢の現役の内科医だそうです。
リタイアされた先生のお話を、お聞きしたいので、また伺います。
見渡せば、素敵な人生の先輩方が、たくさんいらっしゃいます!
生涯現役で、いきいきと、生きていらっしゃいます。
その先輩たちの生き方を見せて頂きながら、
一歩一歩・・・歩いてまいります。
みなさん、今日も笑顔溢れる
素敵な一日でありますように!
村山順子
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