top of page

2022年12月6日 「54年6ヶ月で閉院します!」



おはようございます。

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。


よく葉書や手紙を頂きます。

昨日届いた3通の葉書の中に、来年3月に94歳になられる

内科の先生からのお葉書がありました。

長くなります事、お許しくださいね。


8月のお盆に、先生の奥様のお参りに伺った時、

「年末に54年6ヶ月続けた医院を閉院する」と、お聞きしていました。

閉院が近くなり、11月末にお葉書をお届けしていました。

そのお返事です。

「・・・今月末で閉院、診療を終了します(54年6ヶ月)。

今のところ老化は日増しに増強していますが、

障害なく自立しているのがなによりです・・

向寒、ご無事をお祈りします・・」と。

簡潔で見事な自筆のお葉書でした。


閉院後も、広いお庭のあるご自宅で、お手伝いさんや、弊社のサービスを利用され、今まで通りのお暮らしをされるようです。

先生の記憶力は抜群!

私の忘れている事を覚えておられ、記憶違いをご指摘下さいます。


弊社とのご縁は、定期購読の月刊誌『50歳からの生き方応援雑誌「いきいき」』(現在ハルメク)2002年3月号に、

私が、思いがけず取材、掲載して頂いた事がきっかけでした。

家事代行サービスという、ご自宅の中に入らせて頂くお仕事。

信用、信頼が一番大切です。

全国誌「いきいき」にオールカラーで5ページにわたって載せて頂いた事が

大きな信用となりました。

(当時、法務局で「家事代行サービス?どんな仕事?」と

聞かれたような時期でした)


その「いきいき」を、医院の患者さんで、奥様のご友人だった

元小学校教師の方がご覧になり、すぐに弊社に電話。

即お客様になって下さいました。

そしてご利用されて良かったので、

お友達である先生の奥様にもご紹介くださいました。


2002年3月から、毎月2回伺っています。

奥様は亡くなられる時、遺言を残されたそうです。

「私が死んでもずっとひまわりさん(弊社屋号)を、使い続けてね」と。

午前、午後のお手伝いさんがいらっしゃるのに、

奥様が亡くなられて12年余り、

先生は、その遺言をずっと守り続けていらっしゃいます。


先生は、「まだまだやれそうな気がする」そうですが、

閉院にもたくさんの手続きがあり、器具等の始末も大変だそうです。

お子様に恵まれなかった先生ご夫妻。

ご自分の手で、できるうちに閉院、と決めていらしたそうです。

見事な生き方、仕舞い方でいらっしゃいます。


お住まいの市では、最高年齢の現役の内科医だそうです。

リタイアされた先生のお話を、お聞きしたいので、また伺います。


見渡せば、素敵な人生の先輩方が、たくさんいらっしゃいます!

生涯現役で、いきいきと、生きていらっしゃいます。

その先輩たちの生き方を見せて頂きながら、

一歩一歩・・・歩いてまいります。


みなさん、今日も笑顔溢れる

素敵な一日でありますように!



村山順子

Comments


メルマガ登録

毎月2回、暮らしの学校の最新情報をお届けします。

Copyright©2019 Kurashinogakkou All Rights Reserved.

  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
bottom of page