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執筆者の写真村山順子

2022年7月26日 「人生100年時代を生きる心得」社会教育家 田中真澄先生

おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。


40年以上も前から”人生百年時代“を喝破してこられた田中真澄先生(86歳)。

人間学を学ぶ「致知」に、6月から

「人生百年時代を生きる心得」を連載されています。


今月はその3回目。

『人生百年を活き活き生きる計画を立案する際の基本的な考え方』

について書いていらっしゃいます。

小見出しの言葉を転載してみます。


・「自分の辞書から〈余生〉という言葉を消そう」


 “人生百年”と“終身現役”は密接不可分の関係である。

 哲学者ヒルティー(幸福論の著書)は

 「物を忘れて自分の仕事に没頭できる人は、最も幸せである」と語っており、

 「健康はただ仕事によってのみ与えられる」と。


・現代日本人の九割が“サラリーマン志向”


 著者が就職するとき「サラリーマンとして働いている間に力をつけ、

 将来は独立自営に道を歩もう」という志を抱いたのは、

 活気ある自営業者の生き方に憧れたから。

 ところが今では、国の社会保障が充実し、サラリーマンが

 優遇されるようになり・・・今では国民の九割が

 広義のサラリーマンになるという世の中に。


・人生計画のベースに自助の精神を持つ


 人は勤勉志向から快楽志向になり、同時に社会の活力が弱体化していく。

 今の日本が経済的に停滞している要因もそこにある。

 定年延長ではなく、四十五歳定年のように否応なく人生の後半で自助力を

 発揮しなければならない社会を創ること。

 自助の精神をベースにした人生計画を立てることができれば、国民の一人ひとりが

 自分の潜在力を発揮しオンリーワンの社会が創出されていくでしょう。


『社会保障政策に頼らず、みんなが自分の責任で生きる生き方を

身につけるような社会形成を目指すべきです』

と、結ばれています。


40数年にわたる研究と、それを実証しながら生きてこられた

田中真澄先生の凄さ、全くブレていない生き方、考え方を

改めて感じ、襟を正す思いで読ませて頂きました。


先生のご著書には、すぐに誰もが実践できる具体的な行動の方法が

書かれていますが、それを継続してやり続けていけるか・・・が鍵。

先生ご自身が、43歳で独立、以来社会教育家として、講演、執筆で

生計を立ててこられました。

体験に基づく講演、ご著書は心に響き、行動へと背中を押してくれます!


今のぬるま湯的な社会に、誰かのせいにする私たちに、

「喝」を入れてくださり、背筋の伸びる内容でした。

読者に迎合することなく、提言、時に警鐘を与えてくださる、田中真澄先生!

お会いしたいです!

8月20、21日の森信三先生の東京での全国研修会でお会いできたらなぁ~と

淡い期待を!しているのですが・・。


みなさん、体調に気をつけられて

今日も心弾む一日でありますように!



村山順子

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