おはようございます!
今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。
昨日は二十四節気の「雨水」。
雪が雨に変わり、草木が芽を出して、春の訪れを告げる頃ですね。
昨朝は「不尽掃除の会」でトイレ掃除の基本からの研修。
その後、理事会。
そして午後からは、森信三先生が「ずっと続けるように・・」と言われていた、「ペスタロッチー祭」が開催。
毎年、ペスタロッチーの命日(2月17日)近くに開かれています。
ペスタロッチーについて・・私は詳しくは知りませんでした。
“スイスの教育家で、その生涯において理想の教育のあり方を思索し、直接的に子どもを教育。
人間教育とは、知識教育である知的教育や、身体的教育である技術的教育を経て、心情的教育である道徳教育を持って完成・・”とあります。
昨年初めて参加し聴かせて頂いたのが、日本を代表するペスタロッチー研究者の渡邊隆信教授(神戸大学教授・附属幼稚園長・小学校長兼任)のご講演でした。
その時のご講演は正直申し上げて硬く感じ、話の内容があまり残りませんでした。
(教授ご自身も「昨年の講演は大学の講義みたいだった」と話されていました)
ところが、今年は一変!
驚き、共に謎解きをするような、渡邊教授ワールドに引き込まれるようなご講演でした。
「兵庫県明石女子師範学校とペスタロッチー」という事前プリントが一枚配られていました。
昭和8年5月17日付の一通の電報のコピーが。
ペスタロッチー研究の第一人者、長田新(あらた)先生からの“明石女子師範学校でのペスタロッチーについての講演承諾”の電報でした。
教授は、3つの視点からこの電報の謎を読み解かれ、お話し下さいました。
昨年の講演の後、改めてペスタロッチー関係の昔の資料を探し出され、その資料の裏付けを見つけると、さらに新たな発見に繋がり・・。
この電報を見つけた経緯、当時の時代背景から学校教育、また卒業生の文集などもご紹介下さいました。
教授が嬉々として研究に取り組まれていることが、笑顔から、明るい声のトーンから伝わり、感動しました。
昨日の教授は、昨年とは別人のように、熱意、いきいきとした喜びに満ちておられ、私も思わず身を乗り出し、この後どうなるの?・・と、ペスタロッチーの世界を、ともに旅している気になりました。
万全に準備をされ、この日を心待ちにされていたことが伝わるご講演でした。
ペスタロッチーの事をもっと深く知りたくなりました。
私は謝辞を申し上げるお役でしたが、メモしていたことは何処かへ!
ただ感動したことを申し上げたように思います。
「研究って楽しい!嬉しい!」・・そんな喜びいっぱいの、少年のような笑顔の渡邊隆信教授のご講演でした。
みなさん、今週もお元気で、笑顔溢れる楽しい毎日をお過ごし下さいますよう!
村山順子
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