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2023年2月10日 拙著「人生を変えた10行の手紙」を出版した理由



おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。


4日土曜日、紅天塾近江(北村遥明先生主宰)で、「人生を変えた10行の手紙」というタイトルで講演させて頂きました。

その中で、ズームで出雲市から参加されていたMさんが、思いがけなく拙著「人生を変えた10行の手紙」をカメラに前に掲げて、こう話して下さいました。

「ある遺族会のお世話をさせて頂いています。

この本の中の“息子さんを亡くされたお母さんのお手紙”に、みなさん感動していました」と。


このお話を聞かせて頂き、「人生を変えた10行の手紙」を書かせて頂いた動機!を、

そして出版にあたり強く背中を押して下さった西中務弁護士のことを思い出しました。


何度も書かせて頂いていますので、また?と言われそうですが・・

お許しください・・


1996年10月、朝広島に出張に出かけた夫がその夜、心筋梗塞で突然逝ってしまいました。

直前の私の誕生日に書いてくれていた10行ほどの短い手紙が、私への最後のラブレターであり、遺言になってしまいました。

その手紙に生きる希望と勇気をもらって、一人自宅の一室で、家事代行サービスの仕事を始めました。

仕事が軌道に乗り始めた頃、仕事以外に私にできる社会へのお役立ちは「手紙」だと思いました。

そして、「大切な人に心を届ける手紙」のことを日本全国でお伝えし、一緒に手紙を書くワークショップや講演を、47都道府県でさせて頂きました。


ですが、セミナーに参加できる方々はごく少数。

「本」にしたら、全国どこでも、またいつでも読んで頂ける・・

「手紙の素晴らしさがお伝えできる!」・・そんな事を思うようになりました。

ですが、文才があるわけではなく・・躊躇、悶々としていました。


そんな時、今は亡き大阪の西中務弁護士が、大阪の経営者団体主催の「手紙のセミナー」にご参加下さいました。

先生は、お母様のお世話を優しくして下さる奥様に、初めて感謝のお手紙を書かれました。

そして「今日は100万円の案件があったが、それを辞めてここに来た。

感動した。本当に来てよかった!」と、奥様宛の手紙を、声を詰まらせながら、皆様の前でお読み下さいました。


その後、先生は、私の初めての拙著「60歳の約束」をネットで探してお読み下さり、思いがけなく感想文まで送って下さいました。

お忙しい西中先生が・・と、感激した事を思い出します。


先生は会う度に「村山さん、次の本はまだですか?」と言われます。

出版のハードルが高くて、行動できないでいる私に、ついに

「東京の出版社のK社長にお会いして来なさい!

村山さんも社長を知っているでしょう!」と、強く背中を押して下さいました。

存じ上げている方だからこそ、余計伺えないでいたのです。

ですが、西中先生の強い勧めを受け、とうとうお会いしに東京に伺いました。


その後、出版社のK社長の勇気あるご決断のお陰様で、

「人生を変えた10行の手紙」を出版する事ができました。


ですが、西中先生は出版の2ヶ月前に突然ご逝去。

まさか・・のお別れでした。

拙著は奥様にお送りして、お供えして頂きました。


話が戻りますが、拙著に亡き息子さんへの手紙を寄稿して下さったお母さんに、Mさんがお話し下さった遺族会でのことをお伝えしますと、

「私の書いた手紙が、誰かのお役に立っていたらとても嬉しいです!」と、喜んで下さいました。


私は、大きな勘違いをしていました。

「手紙の素晴らしさを感じて頂けたら、手紙を書く方がきっと増える!

良い関係が深まるし、心からの手紙は、もつれた関係も優しく修復してくれる」

その事が目的で書いたはずなのに、「自分が書いた本」だから気恥ずかしい・・と、お勧めできていませんでした。

西中先生にも、特にK社長にも、申し訳ない私でした。

本筋を間違えて捉えていました。


Mさんのお陰様で、なぜ本を書かせて頂いたのか「初心」を思い出すことができました。

自分の書いた本が誰かの心に届き、手紙を書かれるきっかけになれば、

拙著を世に出して下さった西中先生、K社長にも喜んで頂けること!に、改めて気づかせて頂きました。

お二人のお心にお応えするには、まだ少し残っている拙著を少しでも早く、

まだご存じでない方のお手元に届くようにしたい!と、密かに誓っています。


皆様にお尋ねします。

みなさんご自身が、志があって本を書かれたとします。

多くの方にお届けしたい時、どのように皆様にお伝えされますでしょうか?

よろしければ教えていただけませんか?


今週もお読み下さりありがとうございました!

笑顔溢れる、素敵な週末をお過ごし下さいますよう!



村山順子

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