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2025年10月14日 守られて、生かされての今!


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おはようございます!

今朝も笑顔満開、元気で朝を迎えられたこと、本当にありがたいですね。


今、お陰様で日々元気に過ごさせて頂いています。

ですが、振り返ってみる時・・約60年前のあの時、あの方が居なければ、助けて頂いていなければ、今の私はおりません。

思い出すだけで、怖く、ぞっとします。(この事はずっと封印していました。)

あの時助けて下さった方に、動転していて、またかっこ良い男性だった照れ臭さもあったのか、心からのお礼が言えてなかったのでは?と、申し訳なく思っております。

60年経った今も、登山事故のニュースを目にする度、胸に痛みと感謝の思いが湧き上がってきます。


“大台ヶ原”・・日本百名山の一つで、ご存知の方も多いかと思います。

短大2年の春休み、同級生6人で登りました。

登山の経験者は一人だけ。

「大台ヶ原は雨が多い所。滑らないように!」と聞いていました。

水飲み場で休憩していた時、通りかけた西宮市の勤労者山岳会のメンバーの方々に声を掛けられました。

私たちが初心者という事が分かると、厳しい声で「そんな簡単に登れる山ではない!危険がたくさんある。一緒に行こう!」と言って下さり、後をついて行く事に。


吊り橋や、すぐ下は崖、20〜30メートル下は岩だらけ。川が流れていました。

今思い出しても恐ろしい光景です。

雨が降った後のようで、気をつけながら歩いていましたが・・

岩に足を置いた瞬間、滑り、宙返りして、気付いたら崖の壁に生えている枯れ草を両手で握っていました。

一瞬の出来事。

前を歩いていた山岳会のリーダーがすぐに駆けつけて、引き上げてくださいました。

「ありがとうございます」と、恐縮しながら申し上げたとは思いますが、あまりの申し訳なさと、照れくささなのか、その後は下ばかり見て歩いていました。


その時の事は、今も鮮明に記憶にあります。

あの瞬間によく枯れ草を両手で掴んだなぁ・・そしてその枯れ草がよく抜けずにいてくれたなぁと。

守って頂いたんだなぁと後で思いました。

そして、命綱もない中、リーダー一人でよく私を引き上げて下さったなぁと。

命を助けて下さったリーダーに、お礼を申し上げて、お別れしたとは思います。

ですが、本来なら改めてお礼に伺うべきでした。

学生の私は、連絡先をお聞きする事もなく、また勤労者山岳会をお訪ねすればよかった事にも気付かずにおりました。

むしろ、その恐ろしい記憶を封印していました。


それから少し後に、勤労者山岳会にお電話し調べて頂きましたが、「分からない」と。

受けたご恩を胸に刻み・・と思い生きてきたつもりでしたが、命を助けて頂いたNさん・・Nさんがあの時いらっしゃらなければ、私は夫と出会う事もなく、4人の子どもたち、また6人の孫たちにも出会えませんでした。

この事を、亡き夫に話した事があったかどうか・・定かではありません。


今、お陰様で生かされています。

神様、仏様、ご先祖様、多くの方々に支えて頂いての今を思います。

みなさんは、もしかあの時・・という記憶、思い出はございませんか。

今日も、生かされている事に感謝し、喜んで、生活して参ります。 


笑顔溢れる楽しい一日でありますように!



村山順子



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