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2025年11月20日 不便益なもの・・手書きの手紙やハガキ


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おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。


突然ですが、みなさんは“不便益(ふべんえき)”という言葉・・聞かれた事ございますでしょうか(昨日少し書かせて頂きましたが)。

私が初めてその言葉を知ったのは、拙著「人生を変えた10行の手紙」を編集して下さった、ぱるす出版社前社長の春日榮様から教えて頂いた時です。


“不便益”・・京都大学の川上浩司特定教授を中心に2000年代から考えられてきた概念で、不便であるからこそ得られる効用の事。

例えば、造花は水やり要らずで楽ちんだが、世話をしないと枯れてしまう生花に愛を注ぐ方が好きだ・・など。

「手書きの手紙」も、まさに不便益の最たるものではないでしょうか?


29年前の10月。

朝、役員研修で広島に出張に出掛けた夫。

その夜のレセプションで倒れ、そのまま・・心筋梗塞・・52歳になったばかり。

尊敬する夫でした。

子どもたち4人は全員学生。

“子どもたちを頼む”は、わかるけれど、夫の最後に逢えなかった私。

“何か何か私に言いたいことがあったのでは?”と、うつ状態の中、仏壇の前で亡き夫に問いかける日々でした。 そして思い出したのです。

亡くなる一ヶ月前の私の誕生日に書いてくれた「10行ほどの短い手紙」

「いつも生き生きしている順子を見るのが楽しみだ・・」と書いてありました。

酔っていたのでしょう!間違えてボールペンでクチュクチュと字を丸めた跡が何ヶ所か。

今もその手紙を見ると、右肩上がりの力強い筆跡、夫の優しさ、息づかいさえ聴こえてくるようです。

もしこれがパソコンの活字だったら・・これほどまでには伝わってこなかっただろうと思います。


一人で始めた仕事が軌道に乗り始めた頃から、何か私で社会のお役に立てることがないだろうか?と。

「夫の手紙」に生きる力をもらい、励まされ生きてきた私。

私にできる社会へのお役立ちは『手紙』だと思いました。

2004年、事務所に貼り紙をして、近所のお母さん方5名で 「大切な人」に手紙を書き始めました。

そして夢は広がり、「全国47都道府県」で“大切な人に手紙を書きましょう!”という体験型の手紙のセミナー開催を公言し、退路を断ち続けてきました。

何度か延長しましたが、多くの方々のお力添えを頂き、2019年、長野県佐久平市で全国での開催を達成。

その間、多くの方々に支えて頂きました。


『手書きの手紙は優しい心の贈り物』・・亡き夫の遺してくれた、私の人生のテーマに向かって、倦まず弛まず歩いて参ります。

そして以前から、長男にも、またメルマガをお読み下さっている方々からも「次の本は、いつ?」と言って頂いていました。

昨日、ご恩ある方とのお電話で、決心がつきました。

時間は有限です。

こうしてメルマガに書かせて頂き公言。

退路を断って、意識を目標に集中し、顔晴ります。

78歳のチャレンジ!

あっ!日時を決めないと、達成は難しいですね。

亡き夫の30回目の命日!  

2026年10月28日に、出版させて頂きます。

皆さま、叱咤激励、応援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。


朝から賑やかなメルマガ、申し訳ございません。


みなさん、今日も笑顔溢れる楽しい一日でありますように!



村山順子



【お知らせ】


神戸暮らしの学校事務局です。

皆様からのメッセージやご相談に、村山順子がYouTubeでお答えします。

内容を読まれても大丈夫な方は、こちらのフォームからお願いいたします。


以前の動画です。このような感じでお伝えします。

「お悩み相談 自分が好きでない私」

どうぞよろしくお願いいたします。



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