2025年12月19日 あの時やっていて良かった! (99歳の叔母の話)
- 村山順子

- 5 日前
- 読了時間: 3分

おはようございます!
今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。
「あの時やっていて良かった!」という生き方と、
「あの時やっておけば良かった!」という生き方。
みなさんは、どちらでしょうか?
東京のケアハウスに居る、99歳の叔母。
今年、東京出張の折、長男が一人で訪ねて行ったそうです。
叔母は、大喜びで、私の幼かった時の事や、また叔母自身の事を話してくれたそうです。
その時の叔母の様子を、長男がビデオに撮ってきてくれていました。
3年前まで、詩吟、論語、葉書に絵を描く、短歌を作るなどしていたそうですが、「今は一切してないの」と。
「できる時に精一杯していて良かった!」と、叔母はすっきりした顔で話していました。
この話を聴いて、ある方を思い出しました(少し記憶違いの事もあるかも知れませんが)。
お元気で、仲の良いご夫妻でいらっしゃいました。
ご主人様が定年退職されてから、ご夫妻で地中海のクルーズ船に乗って各地を旅されていました。
5〜6回、2週間の豪華客船の旅だったそうです。
旅行先でビデオをたくさん撮られ、帰国後、お二人でよく見ていらしたそうです。私も見せて頂いた事があります。
ドレスに着替えられたり、非日常の夢のような世界。
いつも笑顔満開のご夫妻。素敵だなぁ!と思いました。
夫も、兵庫県公立学校を退職の先生方の引率責任者として、何度も海外旅行に行っていました。
定年後、夫は私と二人でオランダ、中国の桂林に行く!と決めていました。
ですが52歳で突然逝ってしまった夫。
心ならずも、何一つ約束を果たす事なく。
定年を待たずに、国内旅行でも行けるところに行っていれば良かったなぁ〜と。
また、17日、金沢の星稜高校に授業で伺った際、背が高くかっこいい担当の先生と教室に移動する時の事です。
「先生、脚が悪くて、早く歩けなくて・・」とお伝えすると、「村山さん大丈夫ですよ、ゆっくりで。私の母も、父を見送った後パーキンソン病になり、手押し車で一歩ずつでした。今は施設に入所しています。76歳で、したい事がたくさんあったようですが、もっと楽しんでくれていたら・・」と。
『したい事を精一杯してきたので、今は一日生かされている事が有難いの』と笑顔で話す99歳の叔母の姿が折々で浮かびます。
私自身「鏡に映るこの背中の丸くなった人・・誰?えっ私なの?」とショックを受ける事が度々ある今。
「背筋を伸ばして、かっこ良く年齢を重ねたい!」と思っていましたが、想定通りではない今です。
よく講演で「人生は比較無用」と教えて頂きます。
「比べるなら自分の過去と今を比べる」とも聞きますが、そのことも・・無用!
『今のありのままの自分をすっぽり受け入れる』
現状大肯定・・すべてよし!・・が、心の安定に繋がる事に気付かされます。
嬉しい事も、辛い事も、すべて生きていればこそ!
その中で『今できる事を精一杯楽しむ』『あの時やっていて良かった!』と思える生き方をしたいと改めて思う今朝です。
みなさん、今日も笑顔溢れる楽しい一日でありますように。
今週もお読み頂きありがとうございました。
素敵な週末をお過ごしくださいますよう!
村山順子
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